Joshin 試用レポート
圧倒的なコストパフォーマンスを実現したiRobot ルンバの大人気モデル!
お掃除性能を高めたAeroForce3段階クリーニングシステムや、水洗い可能なダスト容器など、使い勝手にも拘ったお手軽ハイエンドモデル
iRobot ロボット掃除機 Roomba e5
昨年10月の発売以降、異例の大人気商品となっているルンバe5。
ルンバらしいハイレベルなお掃除性能はもちろんの事、自動充電、バーチャルウォール、スケジュール機能等のお馴染みの贅沢機能を盛り込み、新たにダストカップの水洗いにも対応しました。
より使い勝手に磨きがかかりながらも手の届きやすい現実的な価格帯による、圧倒的なコストパフォーマンスが話題となっております。
今回はそんな大人気商品の「ルンバe5」を、実際に筆者の自宅で使用し、その実力を検証してみました!
ライター:シマ
まずは初期設定から
それではまず開封から初期設定までを行なってみます。
パッケージを開封すると、本体の他に充電ドック+ケーブル、専用フィルター、バーチャルウォールの制御装置、電池、説明書類数点が入っていました。
シンプルな構成で、説明書の内容も図がメインと、難しさを感じさせない内容となっています。
まずはルンバを充電する為に、充電ドックをコンセントに繋げてルンバ本体を充電台の上にセットしました。
ランプが点灯し充電が始まりましたので、その間にスマホアプリの設定を行ないます。
スマホに専用のアプリ【iRobot HOME】をダウンロードし、アプリを開いたところ、ロボット掃除機の追加の画面へと進んだので、画面の指示に沿って設定を進めます。
画面の指示に従って操作するだけで、簡単にロボット掃除機の追加やWi-Fiの設定を行なう事ができました。
これで離れた場所からスマホを使って動作を指示したり、スケジュールの設定や、清掃状況・履歴の確認等をスマホでできる様になります。
今回お掃除するのはこちらのお部屋!
今回お掃除を検証する我が家の配置をご紹介いたします。
我が家はカウンターキッチンタイプの縦長LDKの形状です。
リビングには2人掛けソファと、筆者の愛犬「ポン太くん」のペット用ケージが配置されており、ルンバe5にとっての障害物となりそうです。
ダイニングにはテーブルと椅子が2脚設置してあります。
この複雑に入り組んだ足回りをどこまで丁寧にお掃除してくれるのかが、ダイニング掃除の注目ポイントとなるでしょう。
リビングダイニングから廊下へ向かうと十字路となる形で、左側にキッチン、右側に洗面所と、各スペースが隣接しています。
これらの各ポイントを、ルンバe5はどの様な動きでお掃除してくれるのでしょうか。
尚、お恥ずかしながら筆者はロボット掃除機を自宅で使用するのは初体験です。
実際に各ポイントをくまなく綺麗にお掃除してくれるのか、期待と不安でドキドキ、ワクワクです。
実際に各ポイントをお掃除
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それでは実際にお掃除をスタートしてみましょう。
ルンバe5の操作は非常に簡単。本体にあるスタートボタンを押す。ただそれだけで後はルンバが全て自動で行なってくれます。
もちろん最初に設定したスマホからの操作も可能です。
ボタンを押すと、充電ドックから自力で離脱してお掃除が始まりました。
ルンバe5は各種センサーとプログラムされた動きを組み合わせて、お掃除を重ねていく流れとなっています。
動き出して最初に感動したのは、家具や壁の形を認識して、それに優しく沿う様に走行してくれたところでした。
ソファ周りでは、ソファの輪郭をなぞる様に方向を変えながら進んでいきます。まるで目が付いているかの様な正確なライン取りです。
ソファ横にある狭いすき間にも入り込んで、細かく方向転換を繰り返しながら丁寧にゴミを取り除いてくれています。
一番難しいだろうと感じていたダイニングの足回りも、細かく方向を変えながら、上手く脚の間をくぐり抜けて走行してくれました。
それも一度くぐり抜けたら終わりではなく、何度も色々な走行を繰り返し入念にお掃除してくれています。
キッチンではマットを敷いた状態でも試してみましたが、マットの段差をものともせずお掃除する事ができています。
洗面所にある厚手のバスマットは高さがある為、上手く乗り越える事はできませんでしたが、「マットがブラシに絡み付いて動作不能になってしまう」といった事や、「狭い一角から抜け出せなくなる」といった事もありませんでした。
最後は自力で充電ドックに戻り、これにてお掃除完了です。
進入を防ぐデュアルバーチャルウォール
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続いてルンバのお掃除範囲を制限する事ができるバーチャルウォール(仮想の壁)機能を試してみました。
付属のバーチャルウォール制御装置に単2アルカリ乾電池を2本入れて、ルンバに制限をかけたい場所に設置します。
制御装置にはスイッチが付いていて、制御装置の前にラインを設けてそのライン上を超えないようにする事と、制御装置付近への接近を禁止する2パターンの制御切替が可能となっています。
筆者の自宅で実際にルンバの行動範囲を制限したい場面を考えてみたところ、
・和室へは進入してほしくないので和室の入り口へ。
・調理中はキッチンに進入してほしくないのでキッチンの入り口へ。
・廊下から先へ出ていってほしくないのでお部屋の入り口へ。
と設置場所を変更して試してみました。
実際に動作を確認してみると、見事にその一線に差し掛かった段階で、ルンバが方向を転換して一線を踏み越えないようになっています。
又、スイッチを切り替えて、接近禁止のモードにして、愛犬のケージやご飯周りに設置したところ、上手く接近自体を抑制する事ができました。
ケージに激しく追突してびっくりさせたり、ご飯周りに追突して撒き散らしてしまう心配がなくなり、ポン太もホッとしたご様子です。
お掃除の後はお手入れタイム
ダストボックス
一通りお部屋の掃除が終わったので、ダストボックスのお手入れを行なっていきます。
本体側面にあるボタンを押すと、ダストボックスがポンと出てきて簡単に着脱が可能。
取り出したダストボックスの中を見てみると、想像していた何倍ものゴミが取れていて驚きました。
普段からしっかりとお掃除しているつもりでも、ルンバe5による「これでもか」という程の繰り返すお掃除にかかれば、人の手によるお掃除では取りきれていないゴミが多くあるのが分かります。
ゴミ箱の上でダストカップにあるボタンを押してみると、ワンプッシュで簡単にゴミ捨てを行なう事ができました。
更に、このルンバe5ならではの機能としてダストボックスの水洗いが可能となっています。
ダストボックスを開けて水でジャブジャブと洗い、後は乾燥させておけばいつでも綺麗で清潔な状態で使い続ける事ができます。
細かい部分ですが、ロボット掃除機は長く繰り返し使うものなので、これが出来ると出来ないとでは大きな違いですね。
ブラシ
続いてはブラシ部分のお手入れを行なってみます。
ルンバe5をひっくり返してみると、左上に回転ブラシと、吸引口の部分にローラー状のブラシが備わっています。
筆者はこの時初めて「あれっ?」と自身が感じていた違和感の正体に気が付いたのですが、ルンバe5に搭載されているローラーブラシは、毛タイプのブラシではなく、ゴム製のブラシとなっていました。
「デュアルアクションブラシ」と呼ばれるもので、これにより微細なゴミやカーペットに落ちた毛までしっかりと取り除く事ができるそうです。
このブラシの取り外しに工具は必要なく、手で簡単に取り外す事ができました。
また、ゴム製なのでお手入れしやすいのも好印象です。
左上の回転ブラシはプラスドライバーで着脱が可能。回転軸の部分に細かなゴミが絡みついていたので、この部分のゴミも定期的に取り除いてあげるのが良さそうです。
まとめ
今回ルンバe5を実際に自宅で使用してみて、何よりも想像以上のお掃除能力の高さに驚きました。
ロボット掃除機は吸引力が弱く、お部屋全体の細かい部分までしっかりと掃除するのは難しいのでは?と心のどこかで考えていましたが、お掃除後に初めてダストボックス内の大量のゴミを見た時、その考えは間違いだったのだと思いしらされました。
人の手によるお掃除では、気になる箇所に掃除機をあててお掃除する事ができますが、数回往復運転すれば満足して次の場所へと移動していくことがほとんどだと思います。
しかしルンバe5の場合は、これでもかという程に部屋全体を繰り返してお掃除し、部屋全体を手数を駆使してお掃除。結果的に今回の様に多くのゴミを取り除く事ができました。
ルンバe5がこれだけ大人気商品になっている理由としては、ロボット掃除機の贅沢機能をふんだんに盛り込みながらも、手の届きやすい現実的な価格帯を実現している事が大きなポイントだと思います。
筆者も初めて自宅でロボット掃除機を使用してみましたが、自動充電、バリア機能、スケジュール機能、各種センサーによる認識機能、スマホ連携等々、近未来的な魅力を感じる事ができ、これだけの製品が実際に自身でも所有できる時代が来たのかと感じました。
ロボット掃除機はこのルンバe5の登場によって一つ新しい時代へと進んできたのだと身を持って感じ取る事ができました。
レポート中にも何度か登場していますが、筆者の自宅には愛犬が同居しており、使用前はペットの飼育環境との相性も気になるところでしたが、今回試してみた限り、ペットを飼われている方へも強くオススメできる製品であると感じました。
センサーにより障害物を認識・回避する事ができ、バーチャルウォール機能が想像以上に使い勝手が良く、ペットのいる環境にもマッチします。
常に清潔な床にしておく事で、大切なペットの健康の手助けにもなりそうです。
今回は特筆してご紹介しきれなかった、スマホ連携の機能やスケジュール機能を活用する事で、ルンバe5は生活にピッタリと寄り添う事ができる機器であると感じました。
是非皆様の生活にもルンバe5を用いて、近未来を感じさせる生活を実現してみてはいかがでしょうか。
2019.04.01 (シマ)