キングジム スマートプログラムアラーム「リンクタイム」 LT10
一般的な目覚まし時計だと電池式なので置き場所を選びませんが、LT10はアダプター駆動で背面からコードが伸びた状態になりますので、時計を置く位置は少し考える必要がありそうです。
電源を入れるとシンプルで見やすい画面が表示されました。
時刻のセットはインターネット環境に接続し、スマホなどの操作端末にダウンロードしたアプリより設定を行います。
インターネットブラウザでの設定も可能で、リンクタイム公式サイトの「操作用webサイト」からでも同等の操作が行えます。
今回はスマートフォンに専用アプリ「Link Time」をダウンロードして操作を行います。
専用アプリ『Link Time』で時計の登録を行う
アプリをダウンロードしたら、まずはアカウント(メールアドレスとパスワードの登録)を作成してください。
Googleアカウントでもログインできますよ。
ホーム画面が表示されたら、ホーム画面の「ここから」と青くなった文字をタップして、時計の登録を行います。
タップ後は、画面に表示される接続方法に従い、接続を行います。
時計の電源を接続し、本体背面のモード変更スイッチを「SMART」側にします。
その後、SETボタンを5秒間長押しして、本体表側を確認してください。
無線接続モード状態後、使用したい場所のWi-Fiと接続をする
SETボタンを長押しすると、画面左側の電波マークらしきものが点滅します(無線接続モード状態)。
このモードになると操作端末のWi-Fi設定画面に「LinkTime_LT10」が表示されるので、タップして接続します。
※スマートフォンに「インターネットに接続できません」と通知が出た場合は、接続を続行にして操作を行ってください。
その後、デバイス名の設定、タイムゾーンの選択、天気予報の地域設定を行い、部屋のWi-Fiと接続をおこなえば登録完了となります。
接続が出来ると、時計の使い方のチュートリアルが始まりますので、サッと確認しておいてください。
アラームの登録画面
接続できると時計に設定時刻が表示され、アプリ画面のデバイス名が先程登録した「リンクタイムちゃん」に変更されました。
これでアプリよりアラームの管理が行えます。
アプリでは、アラームの状態をスケジュール帳のように、一覧(ALL) / 月別(MONTH) / 週別(WEEK) / 日別(DAY)に切り替えて確認が行えます。
では、アラームの編集を試してみましょう。
アラームの編集
+をタップすると『アラームの編集』が表示されました。
編集画面では、アラーム時刻、音、スヌーズなどが編集できます。
アラーム音は内蔵曲(15曲)からのみ選択が行えます。
アラームをOFFにした時に再生するボイスメモは、今日の予定や天気を音声でお知らせしてくれます。
- ボイステキストメモ:テキストボックスに入力したコメントを読み上げ
- 録音ボイスメモ:アプリを使って録音した音を再生
- 今日の予定:Googleカレンダーに登録されている予定を読み上げ
- 今日の天気:登録した地域の天気を再生
筆者は天気を調べるのを怠り、朝は晴れ、夕方雨で傘がない、という事を繰り返す愚か者ですので、天気を教えてくれるのはとてもありがたい!
次の会議資料を忘れないようにしなきゃ!という時にはボイステキストメモや録音ボイスメモで「会議資料を持っていく」という事をセットして、アラーム時刻に再生されて思い出す事ができますよ。
アラーム時刻以外にボタンをプッシュした場合も、現在の時刻や天気などを音声で再生できます。
スヌーズ回数は1~30回で、間隔は1分から30分まで1分刻み、音量のステップアップなども設定できます。
時刻の右側にある10色のカラーパレットは、アプリのカレンダーの予定と、時計のライトの色に反映されます。
「夜は真っ暗がいい!」という方は、ディスプレイとライトのOFFができる夜間モード設定もあるのでご安心ください。
カラーパレット横のアイコンは、アラームの一覧画面(ALL画面)で反映されるアイコンです。
予定に合わせて変更すると何のアラームなのかわかりやすくなりますよ。
“繰り返しの選択”をタップすると、毎日や休日、隔週などから選んでアラームの設定が行えます。
ためしに平日を選択して【AM7:30】【ライト青】で設定をしてみましょう。
設定するとアプリ画面では、月別のカレンダーの平日欄に、設定した時刻のアラームの青い帯が出現し、時計には現在の時刻の下に、アラームが作動する日時の表示も加わりました!
時計にアラームの表示が加わるので「明日のアラームはONになっているだろうか」「スマホがマナーモードで音が鳴らなくなってないかしら」と、確認しなくとも、時計画面でアラームの日時が一目でわかります。
日別・曜日でアラームのON/OFF管理が出来る「My カレンダー」
デバイス名の左横にある「≡」をタップすると、アラームのON/OFFを指定できる「Myカレンダー」や、設定画面などが格納されています。
Myカレンダーをタップすると、曜日の横にチェックボックス、日付に「ON」と表示のあるカレンダーが表示されました。
日付のON/OFFをタップすると、日別でアラームのON/OFFが指定できます。
これなら、休みが不規則な場合などにとても便利!
曜日をタップすると、その曜日のアラームを一括でOFFに出来ます。
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Myカレンダーを作成後、先ほど作ったアラームの繰り返しの選択を【平日】から【Myカレンダー】に変更してみました。
すると、先ほど平日欄にアラームの帯が設定されていましたが、MyカレンダーでOFFにした所以外にアラームの帯が出現!これで筆者の仕事の日だけにアラームが鳴ってくれます。
消し忘れて休日に起こされる事はなくなり、安眠が約束されました。ここではMyカレンダーの名前をカレンダー1にしていますが、カレンダー名を変更する事ができるので「シフト」や「おけいこ」などと変更して管理が行えますよ。
Myカレンダーは複数作成でき、イベントに合わせてアラームの用意ができます。
先ほど作成したMyカレンダーは「シフト」と名前を変更し、ジムに行く前のお知らせ用に「ジム」も追加で作成してみました。
ジムに行く「火・金」以外の日のアラームはOFFにして、外出時間のアラームで設定を行いMyカレンダーの指定を「ジム」にして作成すると、シフトと別のアラームの予定が一括で反映されました!
色分けも行えるのでわかりやすいですね!
複数のアラームを作成した場合の表示
何個くらいアラームを足せるのだろうかと、予定を追加してみました。
3/23の予定を…
朝から勉強 AM4:00。やりすぎ禁物 就寝 AM5:00。仕事よ起きなさい AM7:30。お風呂の時間 PM:9:00。心を休める瞑想タイム PM:11:00。はよ寝るんだDay PM11:30。
と、アラームをセットしてみました。
1日にたくさんアラームを設定しても、月別のカレンダーに1つずつしっかり反映されています。
もしこの時間のアラームが必要ない、となった場合は、一覧画面よりタップでON/OFF切り替えが行えますよ。
まとめ
出張、朝番・朝練だったりと、目覚まし時計って何気にアラーム時刻を変える頻度が高く、ON/OFFの切り替えもしょっちゅう行っていませんか?
リンクタイムは変則的なアラームでも、一括登録が行えるので、時間を変えたり、ON/OFF切り替えをする手間が減ります。
筆者は普段、スマホのアラームを使っていて「明日のアラームはちゃんとONになってたかな?」と毎日確認してしまうのですが、リンクタイムは時計に次のアラーム予定が分かりやすく表示されているので、その心配もなくなります。
スマホなどの端末だけでなく、インターネットブラウザからでも登録ができるので、操作端末を選ばず、いつでも変更ができるというのも便利です。
アラームをOFFにした時に天気や予定も音声で再生されるというのも、スマホと連動だからできる技! 目覚まし時計にちょっとした便利が加わるだけで、日常が快適になりますよ。
1台のIDを複数の操作端末で共有できるので、家族で活用することもできます。
遠くに住むお子様や単身赴任中の旦那様のアラームをセットすることもできますし、録音ボイスメモを使って、どこからでも伝言を残す事もできます。
アラーム時刻の設定には「今すぐ」というモードもあり、外出先からリンクタイムを通しておうちにいるお子様に「スーパーで卵を買ってきて!」なんていう、一方的なお願いも可能!
毎朝のアラームはもちろん、ボイスメモを使って幅広い使い方が行えるリンクタイムを、ぜひお試しください。
2020.05.01 ぴよこ
筆者は休日が変則的なため、スマホのアラーム機能を毎日セットしています。
リンクタイム LT10は、アプリを使ってアラームのスケジュール管理ができるスマートクロックで、アラームをセットしたい日や時間を、その日の予定に合わせてセットが行えます!
本体は、天面にアラームの切り替えスイッチとスヌーズボタン、背面に操作ボタンとアダプター端子が配置。
見た目はいたってシンプルな、角に丸みのある目覚まし時計です。