I/Oデータ スマートフォン用CDレコーダー『CDレコ』
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CDレコは、スマホと自宅のWi-Fiを使って、CDの音楽データをスマホにコピーできるCDドライブ。
クリアパネルの天面がなんとも上品。ACアダプターで接続すると、後方の音符マークがキラッと光る。
ACアダプター以外にモバイルバッテリー接続ケーブル(別売)を使って、モバイルバッテリーでの駆動も可能だ。ACアダプターの他に取扱説明書と、AndroidとiOS用のご利用ガイドが付属する。
設定はご利用ガイドを頼りに行っていこう。本体の底部にCDレコのSSIDと接続用パスワードの記載と、Wi-Fi切り替えスイッチがある。
「うへえ、ムズかしそう」
と思ってしまうが、大切なので確認だ。
スマホとCDレコをWi-Fi接続しよう
CDレコのWi-Fi接続は2.4GHz帯のSSIDと、比較的速い通信が行える5GHz帯のSSIDより選択ができる。
屋外での5GHz帯の使用は禁止されているので、屋外では2.4GHz帯を、屋内ならば5GHz帯のSSIDを選ぼう。
その際にWi-Fi切り替えスイッチも合わせて切り替える。
今回は屋内使用なので切替スイッチを屋内にし、5GHz帯のSSIDを選択したいと思う。
スマホのWi-Fi設定画面より、先ほど底面で確認したCDレコの5GHz帯のSSID名をタップし、パスワードを入力。
これでスマホとCDレコの接続は完了だ。
CD音源の取り込みに必須な専用アプリ『CDレコアプリ』をスマホにダウンロードし、どんどん準備を進めるぞ~。
専用アプリ「CDレコアプリ」
まずはじめに、アプリで生年月日などのユーザ登録を行う。
設定が終わるとメイン画面が表示される。
まだCDを取り込んでいないので何も格納されていない状態だが、プレイリストやアーティスト、アルバム、曲別に管理できるようだ。
画面下部の「ランキング」は、CDレコ利用者の音楽再生ランキングを、先ほど行ったユーザー登録により、年代や性別、地域別で確認できる。
メイン画面の左上のアイコン(音符マーク)をタップすると、左からメニュー画面がスライドしてきた。
CD音源データを取り込むためのメニューや、CDレコとの接続を行うための設定などのメニューはここに含まれている。
次は自宅のWi-FiルーターとCDレコの接続を行っていこう。
よし、設定画面にGO!
ちなみにWi-Fiルーターと接続しなくてもCDの読み込みはできる。
CDレコは曲名などの情報をインターネットより取得するので、Wi-Fiルーターを使わない場合は、曲の情報が「トラック1」や「不明なアーティスト」という表記での取り込みになる。
Wi-Fi環境がない所で取り込みを行った後でも、インターネットで情報を取得すれば修正は可能。
CDレコと自宅のWi-Fiを接続する
わー、また難しそうな画面が出てきた。
心が折れそう。ガイド通りに進めよう。
でも音量正規化は行っておきたいのでチェックしておこう。
自宅のWi-Fiと接続するにはドライブの設定の設定を選択し、無線設定を選択する。
選択すると、付近のWi-Fiルーターが表示されるので、自宅のWi-Fiルーターを探してタップする。
暗号キーの入力を促されるので、暗号キーを入力して接続ボタンを押す。
問題なければこれで接続は完了だ。
問題なく接続ができた!
CDレコでCDをスマホに読み込む
さっそくCDレコにCDをセットし、メニューの「CDを取り込む」から取り込んでみよう。
Wi-Fiルーターにも接続したので、CDタイトルやアーティスト名、曲名、ジャケット写真もインターネットより自動で取得されるはず。
それらのデータが確認できると、画面下部の「読み込み開始」ボタンが押せるようになるので、タップして読み込みを開始。
今回はアルバムを丸ごと全て読み込むが、もちろん指定した曲だけを読み込むことも可能だ。
ロスレス圧縮で読み込みができる
取り込み時の音質は【ロスレス圧縮】【高音質 / 320kbps】【高音質 / 256kbps】【標準 / 128kbps】【長時間 / 96kbps】の5つから選べる。
デフォルトは標準になっているので、音楽を高音質で聴きたい方や、スマホの容量を節約したい方は、設定メニューより調整を行ってください。
CD5枚を読み込んで時間を計測。その結果は?
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CD枚数 曲数 停止状況 時間(約) 情報取得エラー 1枚目 23曲 2回 30分 なし 2枚目 10曲 0回 3分 なし 3枚目 18曲 0回 4分 なし 4枚目 15曲 0回 5分 なし 5枚目 17曲 0回 4分 なし 標準音質でCD5枚(1時間ほどのアルバム5枚)を読み込んでみた。
1枚目があまりにも読み込みに時間がかかったので「だったらパソコン立ち上げるわ!」と思ったが、2枚目以降はスムーズに止まることなく、5分もすれば完了した。
※ご利用環境により、読み取り速度は前後します。Wi-Fiの状態によってはうまく働かない事もありそうだが、パソコンを介さず、スマホに直接コピーができるのはやっぱり楽だ~!
アプリでアーティスト情報や歌詞もわかる
音楽データはアーティスト、アルバム、50音順で探せる。
「アーティスト」で確認してみると、プロフィールや、最新ニュース、リリースしたCDをジャケット付きで確認できるようになっていた。
「CDジャーナル誌」(音楽出版社)のデータベースから自動的に情報が取得されるようで、音楽を聴くだけでなく、何か面白い情報はないかな、と見ても楽しめる。
音楽再生画面では歌詞表示も行えて、実際に表示してみると、カラオケのように曲に合わせて文字の色が変わる。
筆者はよくネットで「曲名、歌詞」で検索するので、コレ、ありがたい。
DVDミレルならDVDも観れる!
同シリーズの『DVDミレル』なら、名前の通りDVDも観れる。
しかも…CDレコとしても使えて、モバイルバッテリー接続ケーブルも最初から付いている!
カラーはブラックのみで、CDレコよりもドライブな見た目。
CDだけでなく、DVDもスマホで観たかったんだ!という方には、こちらのモデルがオススメ。
正直お得感は高いよね!
アプリ『DVDミレル』にシリアル番号を入力すれば、DVDの再生が行える。
操作メニューや日本語/字幕表示の切り替えもタップでサクサクできた。
付属の「DVDミレル用ガイド」にシリアル番号が記載されている。シリアル番号は紛失すると再発行されないようなので、大切に保存しておこう。
まとめ
スマホでCDが取り込め、DVDも観れる時代になった。スマホって本当にスマートである。
筆者は音楽データをクラウドにアップし、スマホでその音楽データを再生する、という事もやったのだが、通信料が発生するのがちょっと気になり、やっぱりスマホに直接データを入れるのがベストね、という結果に至った現在。
でも…やっぱりパソコンからスマホにコピーするのは面倒なのだ!
CDレコならCDからそのままスマホに読み込みできる!
音質も選べる!
歌詞を表示したりアーティスト情報も確認できる!
『DVDミレル』ならDVDも観れる!ベッドでゴロゴロしながらスマホで観れる!
音楽を取り込む際、筆者のようなジレンマを持っている人はぜひお試しください。
パソコンレスで、ジレンマのなくなる生活が待っています。
2019.05.06 ぴよこ