2020.12.03

Joshin 試用レポート

【実機レビュー】大容量バッテリーにトリプルカメラ! さらに使いやすくなったAQUOS sense4

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SHARP AQUOS sense4 SIMフリースマートフォン

誰にでも使いやすいと人気のAQUOSスマホ『senseシリーズ』より、AQUOS至上最大となる大容量バッテリー&トリプルカメラを搭載したAQUOS sense4が登場!
CPUもさらにグレードアップして、ミドルクラスのスマホの中だと高スペックのSIMフリースマホとなっています。
早速、外観をチェックしたりカメラを試したりとレポートしていきます! ライター:ぴよこ

SHARP AQUOS sense4 SIMフリースマートフォン

  • SHARP AQUOS sense4
    SHARP AQUOS sense4
  • sense4は5.8インチですが、5.5インチスマホとほぼ同等のサイズです
    sense4は5.8インチですが、5.5インチスマホとほぼ同等のサイズです

本体サイズ:約 148×71×8.9 mm
質量:約 177 g

高性能CPUに、トリプルカメラ、大容量バッテリーと、ミドルクラスのスマホながら性能の高いsense4。
手に持つと、大容量バッテリーを積んでいるのが分かる重さを感じ、パネルはサラリとマットで、金属のような重厚さがあります。
カラーは用意したブラックの他に、シルバー、ライトカッパーの3色展開。
見た目や雰囲気からは、AQUOSハイエンドモデルのzeroシリーズを彷彿とさせます。

サイズ比較として、筆者が使っていた2018年登場の5.5インチモデル『AQUOS sense plus SH-M07』と並べてみました。
senseシリーズは中身が良くなっても、毎回サイズ感は保ち続けているのですが、sense4は5.8インチ液晶と画面が大きいにも関わらず、sense plusよりも高さは抑えられています!
5.5インチを使っている方だと違和感は全くないと思います。
背面に指紋認証ボタンを配置する機種が多くあり、今回は画面が大きくなりましたが、指紋認証ボタンは正面配置のままです。
個人的に指紋認証ボタンは、背面よりも正面の方が押しやすいので、幅が狭くなっても正面配置なのは嬉しいところです。
スペックも比較してみましょう。

AQUOS sense Plus(SH-M07)とスペック比較

sense4 SH-M15 sense plus SH-M07
OS Android 10 Android 8.0
CPU Qualcomm Snapdragon 720G(2.3GHz+1.8GHz オクタコア) Qualcomm Snapdragon 630(オクタコア)
ディスプレイ 約5.8インチ フルHD+(2,280×1,080ドット)IGZOディスプレイ 約5.5インチ フルHD+(2,280×1,080ドット)IGZOディスプレイ
メモリ 4GB 3GB
ストレージ 約64GB 約32GB
カメラ アウトカメラ : [広角] 約1,200万画素 CMOS、[標準] 約1,200万画素 CMOS、[望遠] 約800万画素 CMOS(光学2倍ズーム対応)
インカメラ : 約800万画素 CMOS
アウトカメラ :標準 約1,640万画素 CMOS 裏面照射積層型
インカメラ : 約800万画素 CMOS 裏面照射型
バッテリー 4,570mAh 3,100mAh
本体サイズ 約 148 × 71 × 8.9 mm 約 151 × 71× 8.9 mm
質量 約 177 g 約 157 g

高性能なCPU

sense4は、sense plusのCPUよりも高性能な、8コアのQualcomm Snapdragon 720Gを搭載。
前機とコア数は同じですが、2.3 GHzのKryo 465 Gold (Cortex-A76)コア2つに1.8 GHzのKryo 465 Silver (Cortex-A55)コア6つと、クロック周波数が高く、処理性能は約2.2倍になりました。

AQUOS至上最大容量の4,570mAh

バッテリーは現時点で、AQUOS至上最大容量の4570mAh。
カメラもトリプルカメラになったので、sense4を持った瞬間に重いと感じたのですが、スペック的にはsense plusと20グラム、前モデル(sense3)とは10グラムしか変わりません。
おそらくですが、バッテリーが本体下部に集中しているので、スマホを握る手の中にその重さが集中して、体感的に重いと感じたのだと思います。
他のスタッフにも持ってもらいましたが、やはり『ちょっと重い』と感じていました。

大容量のバッテリーに加え、省エネ性能に優れたIGZOディスプレイを使用しているので、メーカー調べでは『1週間の電池持ちを実現』との事。
どれだけゲームをしたり、調べものをするかでバッテリー持ちは変わりますが、筆者がYouTubeで音楽動画を1時間連続再生させた時は5%しか減っておらず、本体もヒンヤリしたままでした。

発売から2年間、最大2回のOSバージョンアップに対応!

OSが更新されると新しい機能が追加され、欲しかった機能の為にスマホを買い替えようと思う事もあるかもしれません。
sense4は、発売から2年間、最大2回のPSバージョンアップに対応しています。
sense4のOSはAndroid 10なのですが、Android 11には筆者が個人的に欲しいと思っていた機能『画面録画機能:スクリーン レコード』が新たに実装されます。
アップデートが入り次第、sense4でAndroid 11の機能も使えるようになるので、OSに注目されていた方も発売日から2年間、最大2回のバージョンアップされるというのは嬉しいサポートではないでしょうか。

ホーム画面/マルチウィンドウに対応

  • ホーム/メニュー画面
    ホーム/メニュー画面
  • 2画面表示が行えるようになりました
    2画面表示が行えるようになりました

ホーム画面やメニュー画面を見ると、非常にシンプルでアプリは最低限搭載されおり、画像アルバムはGoogleフォト、音楽アプリはYT Musicと、Google系アプリに統一されています。
その中に歩数や体重を管理できる『からだメイト』が残っているのは個人的には嬉しいです。

sense4はマルチウィンドウ対応になったので、画面を2分割にして動画+ゲームといった楽しみ方ができます。
余談ですが、筆者はGoogle Musicのサービス終了に伴い、YT Musicに移行したのですが、本体に保存した音楽データを再生したいだけなので無料会員で使用しています。
たまにYT Music側で音楽再生も行うので、無料会員はバックグランド再生が行えません。
そんな時マルチウィンドウならYT Musicで再生し、もう1つの画面で作業が出来るので助かっています。

Googleアシスタントをすぐに呼び出せるアシスタントキー搭載

  • 左側面:カード挿入部
    左側面:カード挿入部
  • 底部にUSB Type-C端子
    底部にUSB Type-C端子
  • 右側面にボタンが3つ
    右側面にボタンが3つ
  • 上部にイヤホン端子
    上部にイヤホン端子

左側面にはカードの挿入口が配置。
カードスロットは2つあり、microSDカードを使う場合は、SIMカードとmicroSDカードを1枚ずつ挿入できます。
DSDV対応(デュアルSIMデュアルVoLTE仕様)なので、nanoSIMを2枚同時に使えます。

底部に充電端子(USB Type-C)、右側面にボタンが3つ。
ワイヤレスイヤホンの人気に伴い、イヤホン端子が廃止されるスマホもありますが、sense4の上部にはイヤホン端子が配置しています。

右側面にはボタンが3つ。
音量ボタン(1番上)と電源ボタン(1番下)の他に、Googleアシスタントを呼び出せるアシスタントキー(中央)が配置していますよ。

待望のトリプルカメラ! 広角・標準・望遠で写真が撮れる!

  • インカメラはしずく型で画面内に配置
    インカメラはしずく型で画面内に配置
  • シルバーブラックの渋い背面パネル
    シルバーブラックの渋い背面パネル
  • 広角、標準、望遠のトリプルカメラ!
    広角、標準、望遠のトリプルカメラ!

アウトカメラ:[広角] 約1,200万画素 CMOS、[標準] 約1,200万画素 CMOS、[望遠] 約800万画素 CMOS(光学2倍ズーム対応)
インカメラ:約800万画素 CMOS

sense4で、AQUOS初となるトリプルカメラの搭載です!
人物も風景もしっかり撮れる広角と、今までと同じような画角で撮れる標準に、遠いものも近くで映せる望遠の3つのレンズで、あらゆる撮影がスマホで行えます。
画質は、広角・標準が約1,200万画素、望遠・インカメラが約800万画素と、あまり高くはありませんが、どのように映るのか試してみましょう。

  • 【標準】サクッと撮影するならこの画角
    【標準】サクッと撮影するならこの画角
  • 【広角】景色や人物を含めて撮るのに良い画角
    【広角】景色や人物を含めて撮るのに良い画角
  • 【望遠】被写体を主役にするのに便利な画角
    【望遠】被写体を主役にするのに便利な画角
  • 夜景を広角で撮影
    夜景を広角で撮影
  • 暗くても手ブレは少ない印象です
    暗くても手ブレは少ない印象です
  • 食べ物も撮影しました
    食べ物も撮影しました

同じ場所から、カメラを標準・広角・望遠に切り替えて撮影しました。
広角にすると入りきらなかった被写体や風景もしっかり撮れて、遠い被写体も望遠カメラで近くまで寄れます。

カメラを被写体に向けると、風景、人物を認識し、最適な撮影モードに切り替えてくれる『AIオート』機能に、新たにナイトモードが追加。
暗い場所だと手ブレを起こしやすかったりと何かと難しい夜景撮影も、AIオートでキレイに撮影が行えるようになりました。
暗さによっては明るさ調整が必要ですが、イルミネーションの撮影を行った時は、素撮りの状態でも明るく写せましたし、広角や標準カメラなら手ブレも少なかったです。
夜景+望遠レンズだと、手ブレを起こしやすく、ピントも合いにくいかな?といった印象でした。

電子決済アプリを一発起動! Payトリガー機能

  • 【動画】指紋認証/電源ボタン長押しで電子決済アプリが立ち上がる!
  • 電子決済を導入するお店もどんどん増えて、スマホで決済を行う方も多くなりました。
    スマホをかざすだけで決済が終わってとてもスピーディーですが、レジに入る前は、スマホのロックを解除し、アプリを立ち上げてと、ちょっとした準備が必要です。

    sense4は、指紋認証の長押し(電源の長押しでも可)で電子決済アプリが起動する『Payトリガー機能』が搭載されています。
    指紋認証でロックを解除する要領で長押しをするだけなので、とっても便利です!
    デフォルトでGoogle Payが設定されていますが、設定で他の電子決済に変更が行えます。

AQUOSお馴染みの防水機能やCLIP

  • 水に濡れても大丈夫
    水に濡れても大丈夫
  • スクショがカンタン『Clip Now』
    スクショがカンタン『Clip Now』
  • おなじみの機能やエモパーも搭載
    おなじみの機能やエモパーも搭載
  • 使いやすい『かんたんモード』
    使いやすい『かんたんモード』

お風呂場でも本体むき出しのまま操作が行える防水性能に、ボタンの押し間違いが発生しやすいスクリーンショットが手軽に行える「Clip Now」、おしゃべりで色んな情報を教えてくれる「エモパー」など、AQUOSお馴染みの機能も搭載されています。
エモパーを登録すると、おしゃべり以外に、ホーム画面でも周辺の情報をテキストで表示し、タップすると情報サイトを見れたりと、情報を集めなくても自動的に入ってくるような感覚で楽しいですよ。

アイコンや文字を大きく分かりやすく表示する『かんたんモード』にすると、ホーム画面の下から任意の電話番号を3つまで登録できるようになりました。
家族や病院といった、よくかける電話番号を登録しておくと、わざわざ連絡帳を開いて探さなくてもすぐに電話が出来るので便利です。

まとめ

通勤時などにちょこっとゲームをするという方は、ミドルクラスのsenseシリーズがオススメのモデルなのですが、sense4はその中でもCPUの性能が良く、ちょっと大きな5.8インチに、大容量バッテリーと、使っていて不満がなくなりそうなスマホです。
Clip Nowやエモパーなどの従来からの機能の楽しさはそのまま残し、マルチウィンドウやトリプルカメラといった最近の機能も取り入れられ、便利な機能『Payトリガー』が搭載と、機能面がとても充実しています。

『使っているスマホのバッテリーのへたり具合が気になり始めた』『ネットサーフィンをもっとサクサク行いたい』など、今お使いのスマホがちょっと物足りなくなってきたなぁと思っている方は、SHARP AQUOS sense4をぜひご検討ください。
sense4は5GHzのWi-Fi対応なので、5GHzの無線LANにつないだ時も、読み込み速度が速くて快適なネットが楽しめますよ。 2020.12.03 (ぴよこ)

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