枕はなぜ必要？

人間は立っている時、背骨と首はSカーブを描いている為、枕が無い状態で寝た場合は、寝姿勢が崩れてしてしまい、肩こりなどの原因になってしまうのです。頭から肩にかけては首筋のカーブと敷き寝具の間に隙間ができるので、その隙間を自然に埋めるのが枕の役割です。

理想的な枕のあて方

頭だけを枕にのせるのではなく、肩口まで枕を引き寄せて深めに頭をのせるのが理想的なあて方です。後頭部から首筋にかけて全体で頭の重さを支えることで、首や肩が疲れにくくなります。

高さから選ぶ

枕の高さは、人それぞれの体型によって異なります。また、仰向け寝と横向き寝では枕の高さが違います。仰向けの時は後頭部から首の高さに合わせ、横向きの時は肩幅に対応する高さが必要です。睡眠中、人は一晩中同じ姿勢で寝ることはありません、寝返りを打つので、仰向け寝と横向き寝の両方に対応ができるよう、真ん中部分がくぼんでいる、両サイドが高めになった立体的な枕が理想的。仰向け寝の時は真ん中、横向き寝の時は両サイドと、枕の全体を使って頭と首を安定させます。仰向けでも横向きでも最適な高さを保てる枕が理想的です。

仰向けの場合

横からみてS字カーブが保てる立っている時と同じ姿勢になる高さを選びましょう。

頭だけでなく枕が肩口にあたるくらいにして頭をのせて、ちょうどよい高さがおすすめです。

頭部が下がりすぎていないか、頭部が上がりすぎて呼吸がしにくくならないか確認しましょう。

横向きの場合

横向き寝が多い方は、寝るときに首の骨がまっすぐになっている状態になることが理想なので、高めのまくらで頭と肩の段差を埋めると良いでしょう。その為、肩の厚みが出る分、高めの枕などがおすすめです。

体型を合わせて選びましょう

枕の高さは、体型に合わせて選ぶのもポイントです。

これは体型によって骨のS字カーブの深さが異なるためです。

一般的に男性や、猫背の方が高めを好む傾向にあるようです。

体格がしっかりした方、中くらいの高さがおすすめです。

女性や子ども、細身の人は、低めを選ぶ傾向にあります。

高さ調整シート

高さについて不安がある人は高さの調整ができる枕がおすすめです！

調整シートが付属していてシートのみを出し入れするタイプ、枕の素材を出し入れするタイプなどがあります。

素材

高さ以外の枕の素材や使用感は、個人の好みで選んだ方がいい枕に巡り合える可能性が高いでしょう。

枕の中身の素材は種類も多く、その特徴などもどういった素材を使っているのかによって全く異なってきます。だから、枕の素材を選ぶことが大切なのです。

また、枕には寿命があるので、適切な時期での買い替えをおすすめします。

低反発ウレタン

ゆっくりと沈み込み、頭の重みを分散させます。フィット感があり、首や肩をやさしく支えます。

高反発ウレタン

高反発素材はやわらかさと強い弾力性を兼ね備え、寝返りしやすいのが特徴です。また気温による変化がなく、通気性も良い素材です。