家具の取扱について


家具の取扱や注意事項について下記をご参照下さい。
ご不明な点などございましたらご連絡をお願い致します。

≪連絡先≫
TEL:0944-85-0103
メール:instcompany3@chorus.ocn.ne.jp


注意事項


【 全商品共通 】

・木材を使った家具は、設置場所の温度や湿度に合わせて水分を吸ったり吐いたりといった膨張と収縮を繰り返しています。この膨張や収縮によって反りや割れといった現象が起こる可能性がございます。急激な湿度や温度の変化は割れや反りの原因となりますので、直射日光や冷暖房器具の風、加湿器の近くや噴射が商品に直接当たらないようご配慮下さい。色変わりや、反り、割れ、剥がれを促進してしまいますので、長くご利用頂くためにもお気をつけ下さい。
・水気のあるもの、高温になっているものが、製品本体に直接触れないようにご利用下さい。
・段差の無い平らな場所に設置してください。
・畳やカーペットの上など平らでは無い場所に設置した場合、床との接地面が不均一になるため、扉のズレ、本体の歪み、軋み、揺れなどが起こる場合がございます。
・家具を移動する際は、引きずらずに必ず2名以上で持ち上げて移動をお願いします。引きずった場合、脚部の破損又は床面にキズなどが発生する場合がございます。
・お手入れの際、水のみで汚れが落ちるメラミンスポンジやマイクロファイバー(極細繊維)の布巾は使用しないでください。細かい網目や極細の糸が汚れを削って落とすものなので、塗膜も削ってしまい塗装の耐久や艶などが落ちてしまいます。


【 テレビ台、ローボード 】

・フラップ扉の場合、扉を開いた状態で扉に体重を掛けたり、重いものを乗せないでください。
・開き戸、引出、引戸はゆっくり開閉して下さい。
・テレビ台の天板中央にテレビを設置することを想定し、設計、製造を行っております。
・テレビ台天板の中央以外にテレビを設置した場合、天板の反りなどが発生する可能性がございます。


【 キャビネット、シェルフ 】

・フラップ扉の場合、扉を開いた状態で扉に体重を掛けたり、重いものを乗せないでください。
・開き戸、引出、引戸はゆっくり開閉して下さい。


【 ローテーブル、ダイニングテーブル、デスク 】

・人がテーブルの上に乗ることを想定して製作されていませんのでテーブルの上に乗らないでください。怪我や商品の破損に繋がる場合がございます。
・テーブルの脚に強い衝撃を与えないようにご利用下さい。
・鍋やフライパンなど高温のものを直接テーブルの天板に置かないでください。焼け、塗料の白化などが起こります。
・水気があるものを直接テーブルの天板に置くと、染みの原因となります。
・食べ物、飲み物をこぼした際は早めにお拭き下さい。
・陶器及び磁器の高台(食器の裏)が荒いものは、天板上で引きずると傷が付く恐れがございますのでお気をつけください。


【 ベッド 】

・ベッドのうえで飛び跳ねたりしないでください。
・使用人数以上でのご利用はお止め下さい。


【 チェア、ベンチ、ソファ 】

・座面のうえで飛び跳ねたりしないでください。
・使用人数以上でのご利用はお止め下さい。


天然木の家具について


天然木から切り出した木材を使った家具は、木そのもののため美しい質感、風合い、重厚感を感じることができます。また製作のつど木目、色合い、節など表情が異なりますので、お手元に届いた家具の表情は世界にひとつしかありません。頑丈で、メンテナンス次第では何世代にも渡ってご使用頂けますので使えば使うほど深まる味わい「経年変化」が魅力です。
家具として姿を変えた天然木は、成長が止まったまま「生きて」います。お部屋の温度や湿度によって木材が呼吸をし、細胞が膨張と収縮を繰り返しているため、設置環境によっては反りや割れ、ひびが発生する場合があります。特に夏冬など気温が極端な季節は、冷暖房機具等による湿度の乱高下によって木材が収縮し割れ(クラック)が発生する可能性が高まりますので、室内の湿度を出来るだけ一定に保つと割れの予防になります。
※湿度を一定に保っても割れや反りが発生する場合もあります。
天然木の家具は到着時、ウレタン塗装及びオイル塗装に関わらず、綺麗な艶のある仕上がりとなっています。綺麗に仕上がっているため、使い始めは小さな傷や薄い擦り傷、些細なシミ、汚れでも目立ってしまいますが、使用していくうちに生じる極小の擦り傷で表面がくすんでいきますので徐々に馴染んでいきます。
布などやわらかいもので表面を拭くだけでも目には見えませんが塗膜表面には極小のキズが入っておりますので、キズが付いても馴染むまでじっくり丁寧にご利用ください。
小さなキズや擦り傷、汚れやシミが気になる場合、天然木の家具はお勧め出来かねます。キズやシミも長く使う上での味のひとつとしてお楽しみください。気になる場合は購入直後に透明なシート等で保護したり、マットやクロス、テーブルならランチョンマット等にてご対応ください。
使用していく上で必ず汚れやシミ、キズは入ってしまいますので、その都度メンテナンスをおこなうと頻繁に作業が必要になりますので、重度のものでなければ、1年に1度程度、まとめてメンテナンスをおこなうなど、無理なく続けられるようメンテナンスを行って下さい。

>>各木種の特性につきましてはこちらからご確認ください。<<



塗装の違いと取扱について


【 ウレタン塗装 】

一般的に家具によく使われる塗装方法です。ウレタン塗料で木の表面に塗膜を造り塗装します。塗面は硬く、傷つきにくく、お手入れも簡単で、オイル塗装に比べ強度があります。
塗膜があることにより水気に強い特徴がありますが、木材表面に塗膜を作るため木の素材感や温かみはオイル塗装に比べ欠けます。木材の表面を塗膜で硬く覆って保護する為、傷や汚れが付きにくい特徴がありますが、一度付いた傷の補修や塗り替えには設備や技術が必要になりオイル塗装に比べ容易にメンテナンスができません。
オイルに比べ水気や汚れに強い塗装となりますが、熱したフライパンや鍋を直接を置いた場合、表面が白化する場合がございますので、必ず鍋敷きなどをご利用下さい。また水滴が付いているものを長時間放置すると輪染みの原因となり、色の濃いものや酸性の調味料(醤油など)も染みになり易いので、こぼした際はすぐに拭き取って下さい。普段のお手入れは、水を含ませた布巾を固く絞って拭いて下さい。
注意点に気をつけ食卓テーブルとして通常通りご利用いただければ、お手入れも楽なので気軽に付き合える塗装です。お子様が小さく頻繁に食べ物をこぼす場合や、塗装を迷われる場合にはおすすめしている塗装方法です。


【 オイル塗装 】

オイル塗装はオイルを木に浸透させ、保護する塗装方法です。表面に塗膜を作らないので木が呼吸することが出来ます。
塗幕を作りませんのでウレタン塗装に比べ木の質感・温もりをそのままに感じられますが、水気に弱く、シミ、輪染みの原因になりますのでご注意ください。また先に述べたように木は呼吸しつづけますのでお部屋の湿度も調節してくれます。
オイル塗装は使用していくうちにオイルが蒸発していき、塗装の塗膜の効力が落ちていきますので定期的にオイルを塗りなおす必要があります。軽度のキズや汚れ、染みであればお客様方で簡単に補修及びメンテナンスが可能です。普段のお手入れは、布巾で乾拭きして下さい。
定期的にオイルの塗り直しといったメンテナンスが必要となりますが、仕上がりを綺麗に戻すだけでなく塗膜の効果も保つことが出来るため、長くご愛用頂くことが可能です。また長年メンテナンスを続けることで、徐々に味わい深い仕上がりに家具が経年変化していきます。
※定期的なメンテナンスの頻度は商品及びご利用状況によって異なります。
※メンテナンス及び補修により新品と同様の状態に戻すことは出来ません。

>>オイル塗装用のメンテナンスキットのご注文はこちらから<<


【 無塗装 】

塗装が施されていない状態です。キズ、手垢、汚れ、染みがつき易く、水気に弱いのでご利用の際はご注意ください。塗装が施されていないため、素材の質感、肌触りを楽しめます。また軽度なキズや汚れ等は紙やすりで表面を削ることで消す又は薄くすることが可能なためメンテナンスは容易です。
表面を塗装で保護されていないので、お客様方での着色やお好みの塗装を施すことが出来ます。数年使用したうえで汚れが目立ち始めたら濃い色合いの塗料で塗装するといった改造が楽しめます。
塗装が施されていないことで、素材感や肌触りが楽しめ、メンテナンスや改造がお客様片で容易ではありますが、水気、汚れ、キズなどには弱い仕様です。


家具との生活について

全ての家具に当てはまりますが、よほど酷い状態にならないかぎり、お客様方で家具のメンテナンスを行い続ければ、家具の値段に関わらず基本的には一生使い続けることが出来ます。
各ご家庭でメンテナンスが「どこまで出来るか」によりますので、すべての事柄には当てはまりませんが、近年ご自身で家具を製作するなどDIYを行うお客様が増えるのにあわせて、ホームセンターや通販で買える道具、書籍やインターネット上での情報など、とても充実していますので一般家庭で出来るレベルは一昔前に比べると高くなっています。
メンテナンスを行ってより酷い状態になる恐れや、手間や時間などを考えると、専門家が行ったほうが無難ではありますが、費用面で考慮しますと軽度のメンテナンスはお客様方でやられたほうが、家具も長持ちしますし無駄な出費を抑えられます。
自分でメンテナンスを続け、長く家具を使い続けることで家具を買い換える費用がおされられますので、長い期間で考えるとお徳な結果となります。
またメンテナンスを続けることで、家具に愛着がわき、味が出てきます。家具を育てていくといった感覚でメンテナンスを行うことで、楽しく長く続けることが出来ます。
安い買い物ではありませんので、長くご利用いただけるようご協力のほどをよろしくお願い致します。