天然木から切り出した木材を使った家具は、木そのもののため美しい質感、風合い、重厚感を感じることができます。また製作のつど木目、色合い、節など表情が異なりますので、お手元に届いた家具の表情は世界にひとつしかありません。頑丈で、メンテナンス次第では何世代にも渡ってご使用頂けますので使えば使うほど深まる味わい「経年変化」が魅力です。
家具として姿を変えた天然木は、成長が止まったまま「生きて」います。お部屋の温度や湿度によって木材が呼吸をし、細胞が膨張と収縮を繰り返しているため、設置環境によっては反りや割れ、ひびが発生する場合があります。特に夏冬など気温が極端な季節は、冷暖房機具等による湿度の乱高下によって木材が収縮し割れ(クラック)が発生する可能性が高まりますので、室内の湿度を出来るだけ一定に保つと割れの予防になります。
※湿度を一定に保っても割れや反りが発生する場合もあります。
天然木の家具は到着時、ウレタン塗装及びオイル塗装に関わらず、綺麗な艶のある仕上がりとなっています。綺麗に仕上がっているため、使い始めは小さな傷や薄い擦り傷、些細なシミ、汚れでも目立ってしまいますが、使用していくうちに生じる極小の擦り傷で表面がくすんでいきますので徐々に馴染んでいきます。
布などやわらかいもので表面を拭くだけでも目には見えませんが塗膜表面には極小のキズが入っておりますので、キズが付いても馴染むまでじっくり丁寧にご利用ください。
小さなキズや擦り傷、汚れやシミが気になる場合、天然木の家具はお勧め出来かねます。キズやシミも長く使う上での味のひとつとしてお楽しみください。気になる場合は購入直後に透明なシート等で保護したり、マットやクロス、テーブルならランチョンマット等にてご対応ください。
使用していく上で必ず汚れやシミ、キズは入ってしまいますので、その都度メンテナンスをおこなうと頻繁に作業が必要になりますので、重度のものでなければ、1年に1度程度、まとめてメンテナンスをおこなうなど、無理なく続けられるようメンテナンスを行って下さい。
>>各木種の特性につきましてはこちらからご確認ください。<<
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