冬至[とうじ]の養生法 一陽来復 12月22日から1月4日(小寒の前日)までの2週間が「冬至」です。暦便覧には「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也 」とあります。太陽が南回帰線上にあり、一年で一番日が短い日ですね。 |
中国では、一陽来復を祝い円満を願ってまんまるい「湯圓」と呼ぶ茹で団子や冬至にワンタンを食べると賢くなると言われワンタンを食べる習慣があるそうです。また皆さんよく食べる餃子は、漢代の医聖「張仲景」という名医が、農民の耳が寒凝血瘀で凍傷になるのを防ぐために血の巡りの良くなる生薬を入れて作ったのがはじまりという逸話が残っています。寒い冬はアツアツの水餃子で温まり、残りは翌日焼き餃子で食べるそうです。 北欧などでも「冬至」は大切な日とされ、ユール(Yule)と呼ばれキリスト教が伝来する前から北欧に伝わる古い冬至祭があるそうです。冬至の頃の北極圏の国々では、一日中太陽が昇らず「極夜polar night」と呼ばれる薄暗い日が続くそうです。冬至の日に昇る太陽は非常に神聖で、太陽が再び力強い生命を持つ日を新年として、人々は大いに太陽の復活を祝ったのがユール祭の始まりで、それが今ではクリスマスと結びついて祝われているそうです。 |
皆さん、体質診断はやってみられたでしょうか?今の体質がどちら側に傾いているのかを知らなければ、正しい養生が出来ません。自分のカラダが「寒・熱・虚・実」のどちらにバランスを失いつつあるのかを知って、それを立て直す食べ物や飲み物を摂るようにすれば、少しずつバランスの乱れを修復することが出来ます。まずは体質診断をやってみましょう。 下にQRコードを掲載していますので、それを読み取りホームページに入り当店オフィシャルサイト中医推拿 楽楽堂より[→体質診断チェック ここをクリック]の方で体質診断表をダウンロードして、思い当たる質問項目にチェックをつけます。 |
体質診断は、今どんな風にバランスが乱れかかっているか!?今のカラダの傾きを知るためのものです。今の体質のバロメーターのような感じ。今のカラダの傾きを「未病」と言い、まだ病気と呼べるほどの症状は出ていないけど、なんとなく前に比べると「冷え」を感じるなぁとか「食欲」無いなぁとか、「寝つき」が悪くなったなぁなどの自覚症状はあるといった感じ。 どれも項目にもチェックがつかないゼロが良いと言えば良いのですが、生身のカラダで毎日生命活動を営んでいれば、なにがしか思い当たることはあるはずです。 中医学では、その体質傾向を真ん中に戻すために漢方薬や鍼灸・推拿・薬膳・気功などを用います。 |
京都伝統中医学研究所の"冬至におすすめの薬膳茶&薬膳食材" 冬至におすすめ食べ物は、、中医学の養生法の観点から見ると、特にツライ症状のない人は、五色(青・赤・黄・白・黒)と五味(酸・苦・甘・辛・鹹)を満遍なく食べることが大切。 寒さ対策には牛肉、羊肉、山羊肉、鴨肉、猪肉などカラダを温める肉類も重要です。さらにヤマイモ、サトイモ、大根などミネラルが豊富なものや大豆、卵、落花生、クルミ、エビ、魚など良質なたんぱく質も気血を補い抵抗力を高める働きがあるので、高齢者や子どもにもオススメです。 食べ物で温陽補腎して厳しい冬を穏やかに過ごしましょう。
1.「温陽補腎」の薬膳茶&食材
2.菫母鴨…?
3.漢方入浴剤 ヨモギがたっぷり入った「ポカポカあたため乃湯」もこの季節の養生にオススメ。 |
中医学の知恵を毎日のくらしに活かして、体質改善や病気の予防に役立てて下さい。 https://www.rakuten.co.jp/iktcm/
次回は、1月5日「小寒」ですね。 2022年のスタートですが、皆さまにとってHappyな年になることをお祈りします。 |