冷え改善養生法
1.冷え改善炊込みご飯 毎日食べてる白ご飯を黒米や黒豆ご飯、栗ご飯、蓮の実ご飯、かぼちゃご飯にする。補腎なら山芋ご飯や牡蠣ご飯など。変わったところでは、陳皮と生姜の炊込みご飯や松の実と生姜の炊込みご飯なども美味しそうです。油揚げ半分をみじん切りにして加えるとコクが出ます。(皆さんいろいろチャレンジしたり楽しんだりされていて、それぞれのレシピは検索すればいろいろ出てきますのでご参考にしてください)
2.冷たいものは出来るだけ口にしない 真夏の冷えたビールは格別ですが(笑)、私が初めて中国に行ったときにビールを注文したら常温の瓶ビールが出てきてビックリしました。逆に中国の人に言わすと日本のレストランでは頼んでないのに氷を入れた冷たい水が出るのはなぜ?って感じのようです。(どうして頼んでないのにわざわざカラダに悪いものを出すのだろうか?って思うのだとか。) また、日本人にとっては新鮮なお刺身も捨てがたいのですが、出来るだけ生ものも避けて火を通す方が冷えの予防にはオススメ。サラダやフルーツも1時間前には冷蔵庫から出して常温にして、出来ればヨーグルトも常温で!そこまでやるの?って感じですが、冷えてツライという人は頑張りましょう。この季節にスムージーという方はさすがにいないと思いますが、やはり季節や自分の体質に合わせてカラダに取り入れる物を変えましょう。
3.お風呂でしっかり温まり また、今ごろシャワーだけという人も少ないと思いますが、温かいお湯にゆっくりカラダが温まるまで浸かりましょう。また足湯の場合は43度ぐらいの熱めのお湯で冷めてきたら差し湯が出来るように近くに熱湯を用意して。 足先から冷えてくるのでお風呂上りはすぐに靴下を履くように。 ヨモギ風呂はカラダの芯から温める作用が強く、血行を促進し新陳代謝や自律神経の働きを高め、優しい香りでも癒されます。賞味期限が切れたマイカイ花が残っていればお茶パックに入れて湯船に浮かべるとカラダも温まり甘い香りが気の巡りを促進します。ゴージャスなローズ風呂でリラックス効果も抜群で心地良い眠りに。
4.冬は可能であれば早寝遅起きがオススメ …といっても遅刻はダメです(笑)。出来れば12時までにはお布団に入り、朝は太陽が出てから活動しましょう。2021年の東京の一番遅い日の出は1月の6:51だったようです。
【温か巡らせ冬の薬膳料理】 お鍋が美味しい季節、お鍋の一品として気を巡らす青じそみじん切りと生姜をたっぷり加えたイワシのつみれの「生姜と紫蘇を練り込んだイワシのつみれ汁」、またちょっとお鍋に飽きた時は、衣に青のりを加えて磯の風味たっぷりのエビの天ぷら「エビの青のり揚げ」衣に黒胡椒を効かせると冷めても美味しく、冷え症改善効果もアップ! 熱性のラムは気を補いお腹を温める食材、冷えによる腹痛や生理痛、冷えてだるい腰痛などにピッタリの「ラムのハーブソテーに柚子茶と松の実ソース添え」。フォークで数か所刺して塩・胡椒をしたラムにすりおろしにんにく・茴香(フェンネル)とローズマリーのみじん切りをたっぷり刷り込んで両面こんがり焼き、焦げ目がついたら赤(または白)ワインを加えてふたをして数分蒸し焼き。肉を取り出した肉汁に柚子茶(ジャム)としょうゆを合わせてトロっとなるまで煮詰め、ラムに柚子ソースを掛けたら松の実を包丁で粗く刻んでトッピング。おしゃれな一品で冷え症も改善! この季節はやはりいろいろなお鍋料理が多いですが、カラダを温め気血を巡らす麻辣紅湯と気を補う人参白湯の本格台湾火鍋や手足など末端冷え性を改善する手脚氷凍改善鍋、冷たく乾燥する季節に冬の美肌改善鍋などのお鍋もオススメです。 カラダを温める料理を楽しく作って、カラダの中から温まりましょう。
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