埼玉県 羽生市。
かつて武州と呼ばれたこの地は、藍や綿の栽培に適していました。
明治の最盛期には200軒以上の紺屋があった藍染織物の産地です。
創業時は藍染めを日常的な衣服や農作業用の衣料として提供していました。
やがて合成繊維が普及し、伝統的な衣服の需要は縮小していきます。
しかし、武州の藍染織物は色合いに深みがあること、またその耐久性や密度が高いことなどから、剣道着の素材としてその伝統と価値は、今も、創業以来変わらず生き続けています。
現在、軒数は減りましたが、日本唯一の剣道着素材の産地として、
地域商標『武州正藍染』を守り続けています。
この地では、綛染めという手法が使われていて、小島屋のロゴマークにはその作業をする職人が描かれています。
右の職人は『糸ほぐし』をしています。腕に掛けている綛(かせ)という糸の束をほぐしています。
左の職人は『甕かき』と言って、地中に埋められた藍甕の中の液を撹拌しています。
歴史と伝統の藍染織物を多くの方に知っていただき、使っていただきたい。
藍染めの機能性や色合いの魅力を、これからを生きる私たちの暮らしの中にアレンジしていきます。
小島屋は、日常を心豊かに過ごす藍染めのアイテムをご提案致します。