お線香について

お線香の意味

日本ではお墓参りやお仏壇に手を合わせる時などにお線香をあげる習慣があります。

お線香をあげる行為には様々な意味や言い伝えがあります。

お線香には故人をご供養するための意味や想いが込められています。

故人の食べ物

「食香」と呼ばれる、四十九日が過ぎるまで亡くなられた方の食事となるのが「線香の香り」と考えられています。

仏教教典「倶舎論」の中に、生前、善行を重ねた者は良い香りを食べ、悪業の限りを尽した者は悪臭しか食べられない」とあります。故人のご供養にお線香をあげる際は、故人の好みに合わせることがよいとされています。

しかしながら、現代では住まいの環境に配慮し、香りや煙が少ないお線香もよく利用されています。

故人・仏様との会話

お線香の香煙を通して故人・仏様とお話ができると考えられています。

お線香をあげている間に、生前に話せなかったこと、亡くなってからの出来事などを、心穏やかにゆっくりとお伝えください。

自身や場を清める・清浄

お線香をあげることで自分の身やその場を清め「身」と「心」を清浄にしてから、仏様に向かい合う意味もあります。

お線香の火を「息で消してはいけない」と言われ理由は、口は悪い行動を生み出す原因で、汚らわしいものだと考えられているのです。そのため、神聖なお線香の火を汚らわしい口から出た息で消すのは「無作法」と考えられています。

仏様の道案内

お線香をあげることで読経と故人をしのぶ周囲の想いが伝わり、仏様が迷わずあの世まで行けると考えられています。

そのため、通夜では故人のご遺体の枕元にお線香を1本だけたてます。複数たてると仏様が道に迷うと考えられています。

お線香を贈る

お線香を贈る際は、おつき合いやご予算を考慮してご検討ください。相手方のご負担も考慮し、過度な贈答にならないようなお気遣いをお勧めいたします。

当店では3,000円前後のお品が最も多くご利用されています。

お線香を贈る事例

喪中はがきが届いた際
お供えとして贈答用のお線香に、ご遺族への慰めと励ましのお手紙(お悔やみ文)を添えてお贈りいたしましょう。お線香を贈ることでお悔みの気持ちをかたちにしましょう。相手方が遠方で、直接お仏前にお供えすることが出来ない場合でも、ご家族にあてて心を込めたお線香をお贈りしましょう。
>> お悔やみ文の文例はこちら
>> 包装・熨斗(のし)の種類はこちら
初盆を迎えられる際
ご逝去されて御初盆を迎えるにあたり、改めてお悔やみのお線香を贈りましょう。
帰省の際
お盆やお正月にご実家へ帰省される際、ご先祖様のご供養にお線香を贈りましょう。
ご実家への贈り物でも熨斗を付けてマナーを守った贈り物にしましょう。

お線香の選び方

香りは、人それぞれ好みがありますので、お好みに合った香りのお線香を選びましょう。

贈答用の場合
四十九日までお線香は「食香」と呼ばれる、故人の食べ物と考えられているため、故人のお好みに合わせた香りを選ぶとよいとされています。
しかしながら、故人のお好みがわからない場合や近年の住宅事情(マンションなど)から煙や香りの少ないタイプのお線香がよくご利用されています。
ご家庭用の場合
お線香は毎日使用するため、使い勝手のよいバラ詰めの家庭用線香がお勧めです。
当店では使用頻度の多いご家庭用線香のお得なセット販売もしております。

お勧めのお線香

当店でよくご利用されるお勧めのお線香です。