2010/11における世界のコーヒー需要推計は昨年の132.2百万袋から2.3%増加し、135.2百万袋とみられている。生産国の需要はゆっくりではあるが着実に増加しており、現在では世界の総需要の27.5%を占めるに至っている。中でも最大の生産国であるブラジルの消費量の伸びは突出しており、2000年代初頭に13百万袋だった国内消費量は2010/11には19.5百万袋まで増加し、消費第一位のアメリカを追い抜くのも時間の問題とみられている。ブラジルでは近年の経済成長により「新中間層」と呼ばれる人口比率が49%にまで達し、国内消費量を着実に押し上げている。