世界のコーヒー生産量
・2011/12 年度の全生産量は今のところ、2010/11 年度に比し4.3%減の128.5 百万袋の見通しである。この減産の主な要因は、12%の減産となったブラジルのアラビカ種の2年サイクルにある。10%増産し17.8 百万袋となったアフリカ地域以外は全ての地域で生産量が減っている。アジア・オセアニア地域では、2010/11 年度の36 百万袋から34.7 百万袋に3.7%減産した。この減産は豪雨が影響したベトナムとインドによるものである。天候不順による悪影響は中米諸国でも報告されており、この地域の生産量は6.2%減少し18.1 百万袋である。ニカラグアとコスタリカのみは若干の増産を予想している。南米の生産量は2010/11 年度の62.8 百万袋から7.6%減産し58 百万袋の見通しである。コロンビアの生産量は、大雨、サビ病、ペスト、更には植え替えなどの影響で、過去連続3年間の低水準から未だ抜け出せない状況である。
消費国の在庫は横ばいだが、生産国の在庫が減少している。
コーヒー消費量が1970年の約2倍に増加している。