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第5回睡眠環境いろは「寝床内環境と室内環境」

就寝前のふとんは、室内の湿度と同じ状態に保たれています。
就寝後ふとんの中は、人間の体温で温められて湿度が下がったり、寝汗で上がったりします。
もし湿度が下がらず65%を超えると「蒸れ」を感じ寝苦しくなります。
寝床内の温度は、体温よりも2~3℃前後低い32℃〜33℃の変化を繰り返します。あまり温度が上昇すると汗をかき、寝苦しく感じることも。
そのため、保温性や吸放湿性のある寝具を選ぶと快眠が得られます。

季節、地域、建物構造により寝室の温湿度は大きく変わります。
しかし、空調設備の普及や、建物の壁の断熱性が良くなったことで近年では季節・地域差は少なくなってきています。
冬は空気が乾燥しているため、暖房器具や加湿器を使いますが敷きふとんの裏に結露がつくことがあります。また、梅雨には湿度が高いため空調や除湿機を使いますが、入退室時のオン/オフによる温湿度変化の影響で、この次期も結露が起こることが多くなります。
これは地域環境・住居環境によって様々ですが、睡眠を考える上で寝室環境は重要な要素です。

株式会社ロマンス小杉 営業企画室 スリープリサーチデビジョンマネージャー 中川雅彦様