こだわり安眠館 メールマガジンコラム バックナンバー

第3回「眠っている間の体の不思議「美人は夜つくられる」って本当?」

睡眠中、体は特有の変化や動きがあります。体温・血圧・心拍数・呼吸数は入眠とともに下がりはじめ、明け方にかけて上昇します。
体温を調節するため、コップ1杯分ものの汗をかきます。
寝返りは血液の循環を促したり、温まりすぎた場所を冷やしたりするための動きで、一晩に20回以上あらわれます。

健康な人ほど体をよく動かします。
ちなみに“金縛り”はレム睡眠時に起こります。夢に伴う現象のひとつで、夢などの奇想天外な映像に体がつきあって動くことができないだけ。
決してオカルト的なものではありませんので、ご安心ください。

“いびき”はなぜ起こるのでしょう。
最近では噛む習慣が乏しくなった若い女性にも増えているそうです。
睡眠中は鼻や舌・喉の奥の筋肉が弛緩し、垂れ下がることで咽頭が狭くなり、空気抵抗が大きくなるために、いびきをかきやすくなります。
特に肥っている方に多く、上向きに眠り口を開いているといびきをかきやすいので、横向きで眠るようにしましょう。
疲れているときやお酒を飲んだときもいびきをかきやすくなります。

このいびきは、周りの人にとっては迷惑な話ですが、本人は熟睡しているからかくので、実は睡眠障害とはいいがたいものです。
しかし、途中で何度も呼吸が止まる「睡眠時無呼吸」の場合は深刻です。
専門医に相談されることをおすすめします。

睡眠が一定の深さになると、成長ホルモンを代表とするさまざまなホルモンが分泌されます。
もっとも活発に分泌するのは夜10時〜午前2時頃で、皮膚の形成や新陳代謝の働きがさかんになるのもこの時間帯です。
昔から云われている「寝る子は育つ」「美人は夜つくられる」というのは、ちゃんと根拠があってのことばなのです。

西川産業株式会社 営業戦略室 大木亨様