こだわり安眠館 メールマガジンコラム バックナンバー
第４回お客様相談室より愛を込めて
暖かくなると増えてくるのが臭いのクレームです。
冬場には臭いのクレームは少ないのですが特に暑くて湿気の多い時期には毎年のように臭いについての問い合わせが急増します。
お問い合わせの臭いの元にも色々ありますが、生地の臭い、包装してあるビニール袋の臭い、その中で一番多いのが、羽毛や羊毛いわゆる動物性の毛を使ったふとんの原料自体の臭いです。
羽毛や羊毛のような動物性の天然繊維は、温湿度が高くなると特に臭いがきつくなります。しかし、この臭いの多くは天日干しによって解決します。
天日干ししても臭いがとれないという場合、２つにわけて考えなければなりません。�� 原料自体に問題がある場合
原料が臭うにはいくつかの原因が考えられますが、一つは海外で作られた商品の場合、輸送途中のコンテナの中で温湿度が上がって臭いがきつくなる場合があります。
次に、安価な商品の中には原料を良く洗浄せずに充填するため元々臭いが充分にとれていない場合もあります。
また、海外で羽毛を洗浄する場合、洗浄する水自体が硬水だと軟水に比べて臭いがとれにくいともいわれています。�� 使用する方が元々このような臭いが嫌いな場合
動物性の原料の場合、臭いの多くはその油脂分に起因します。
しかし、この油脂分を全部取り除いてしまうと原料がぱさぱさになって使い物になりません。
臭いに敏感な方、元々獣臭がお嫌いな方は最初から羊毛布団や羽毛布団はご使用にならない方が賢明かと存じます。
実をいうとこの臭いについてのクレームは臭い自体が非常に主観的な要素が強いのでお客様相談室としても一番困るクレームの一つであります。