こだわり安眠館 メールマガジンコラム バックナンバー

第3回お客様相談室より愛を込めて「布団のカビについて」

布団にカビが発生したという相談が時々あります。
ほとんどの場合が直接フローリングに敷布団を数日間、敷いたままにしておいたことが原因です。
このカビは結露が原因です。
冬場、窓ガラスに発生するあの結露です。
実は、布団も結露してしまうのです。

人は寝ている間にコップ一〜二杯の汗をかくというのは良く聞かれることと思います。
その汗は水蒸気となって布団を通って外に発散されますが、フローリングではこの湿気が吸収されないので、起きたときに布団の裏側に結露してしまいます。

結露は特に、部屋の温度が低い冬場に多く発生します。
最近の新築の家もカビが出やすいことが多いので新築の家にお住まいの方は特にお気をつけ下さい。

また、干さなくてもカビが出ないようにスノコを敷いて使用する方もいらっしゃいますが、スノコを敷いても安心は禁物です。
スノコは隙間が空いていますがその木の部分にカビが出ることがあります。
スノコを使用しても油断せずに定期的に片方ずつでも折り上げて空気を通してやればカビが出ることもありません。

最近では布団の下に敷く湿気取りが販売されていますのでこれを使用するのもお勧めです。
結局、人間の周りには常にカビの胞子が存在しているのでカビから完全に逃れることはできないのです。
如何に湿気と上手く付き合いカビの発生を逃れるかは高温多湿の日本で住み続ける我々にとって不可避の課題だと言えます。

みつる株式会社 取締役 古賀徹様