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第2回お客様相談室より愛を込めて「布団を干す」

お客様のご相談で意外と多いのが布団の干し方についての質問です。

用途や素材によって頻度や方法に差がありますが、布団を干すという行為自体は布団にとって必要な事だと考えております。
布団を干すことの目的は布団内部の湿気を抜くことと紫外線殺菌の大きく二つに分かれると考えられますが、ほとんどの布団は品質表示の裏に「風通しの良い日陰」又は「カバーでおおって」と記載されています。
これは紫外線殺菌の効果は認められるもののそれ以上に紫外線が生地に与えるダメージが大きいことを表しています。
実際に布団を直射日光で干した場合の色落ち、生地の劣化は予測の範囲を大きく超えることも度々です。

ダニ等の問題でどうしても布団を直射日光に干したいという方は布団内の温度が上がりやすい布団干し用のカバーがありますのでこれをおすすめすることもあります。
また、ふとんを干した後の、ふとん叩きでパンパン叩く行為については、生地の劣化、中綿の損傷をおこすので基本的にはやめるべきです。
布団を叩くとほこりがでるので余計に叩くのだと思うのですが、叩くと中の繊維が壊れてほこりになってくるので叩けば叩くだけほこりが出るといったことも考えられます。

布団の表面や内部のほこり等を取り去ることが目的であれば、布団を水洗いすることが最も効果的です。
しかし、もともと洗濯を目的として作られた布団でなければ布団自体を洗濯するということは簡単な事ではありません。

この場合は、粘着ローラーで布団の表面に付いたごみ、花粉、等を取り除いたり掃除機で布団の表面や中のほこり等を吸い出すということが効果的です。
掃除機のノズルの先に取り付ける布団専用のオプションも販売されていますのであわせてご使用になれば布団のノズルで生地に傷をつけることもなくなると思います。

もしお買いあげになった布団が我が社の布団でしたらお客様相談室までなんでもご相談ください。お待ち申し上げております。

みつる株式会社 取締役 古賀徹様