こだわり安眠館店長の浅尾繊維工業見学記

出雲大社から車で約5分、神話と割子そばの街出雲市に浅尾繊維工業はあります。
まわりは田んぼだらけ、のどかな環境で布団をつくっています。
徳島を早朝4:30分に出発して9:30分に到着、車で5時間は本当に遠かった。(^_^;)

到着後まず、ふとん造り40年の大ベテランで最高責任者の高崎専務に挨拶しました。ちなみに頭上の額は澄田信義島根県知事の直筆の書です。(ここからも浅尾繊維工業の島根県でも重要度がわかりますね)(^_^)/

応接室から出てきてまずはじめにむかったのは原反生地
倉庫、たくさんの生地が品種別、柄別にきちんと整理されております。


右から左へカッターが動いてカットします。


実際に動いているところを近づいてじっくりと見せてもらいました。

原反倉庫から出してきた生地は写真の機械で生地を裁断しています。
これ以上近づくと危ないです。ヒェーッ(~o~)

出雲大社から車で約5分、神話と割子そばの街出雲市に浅尾繊維工業はあります。
まわりは田んぼだらけ、のどかな環境で布団をつくっています。
徳島を早朝4:30分に出発して9:30分に到着、車で5時間は本当に遠かった。(^_^;)

通常羽毛肌布団の安価な物は羽毛を充填後、専用の機械でキルト仕上げとなります。しかし、この工場では安価なものでも先に側縫いをしてから充填し、最後に充填口を閉じております。

デュポン綿布団、羊毛混布団の工程

ここは原料置場、大きなカートン単位で大量の原料が入荷してきます。ちなみにこれはデュポン社のクォロフィル、浅尾繊維は日本でも有数のデュポン綿を使用している工場です。

まず原料として入荷した各種の綿を打綿し、その後、成型して固綿と合わせて先程縫製した側生地に入れます。口縫いした後に上から生地と綿と固綿をキルティングして止めます。

繊維の細い綿は打綿が非常に難しくどこの工場でも出来るわけではありません。特にデュポン社の最高級中綿コンフォレル(マイクロタイプ)は通常のポリエステルの1/5〜1/6ぐらいの細さですので日本中でも打綿成型できるのはほぼ浅尾繊維工業だけとなっております。

上記とは別に多針三層式敷布団は側と不織布で綿をサンドイッチしたものを多針キルトします。次に上下と固綿を縁で止めます。

羽毛布団の工程


羽毛の検査室


ダウン比率を測定

海外から入荷した原毛は国内での洗浄を経て倉庫に入荷します。入荷後検査室で原毛のダウン比率、かさ高等について自社で再度検査して基準に合った原毛のみ採用されます


羽毛をかさ高測定器に入れ


かさ高を測定します

原毛の検査については外注にまかせきりのメーカーが多い中、自社できちんと検査室を持ち、頻繁にチェックを行っております。外注に出した場合検査機関によりデータにばらつきが生じますが、浅尾繊維工業の場合自社で厳しい検査をしておりますので非常に安心できる原毛を安定的にお客様にお届けすることができます。

原毛を熱処理して殺菌パワーアップ後、先程縫製した側生地に吹き込みます。掃除機の先のようなノズルからコンピューター制御により1マス1マスきちんと羽毛が充填されています。最後に吹き込み口を閉じます。

検針及び袋入れ
最終工程として羽毛布団、羊毛布団、デュポン綿布団ともに検針器を必ず通します。また、製造途中で針が折れた場合、折れた部分を見つかるまで捜し、折れた元の部分と一緒に台帳に貼り付けて保存します。
最後に保証書等をつけて袋入れして完成です。

工場見学を終え、浅尾繊維玄関前にて記念撮影

岩成課長と記念撮影、一緒に工場を回って説明してくれた岩成課長ありがとうございました。

真ん中の額は
明治11年度 第4667号
綿木綿小売商年税額65銭
神門郡大石村浅尾元四郎本店
とかかれています

製造工程図を誰にもわかるように図に表しております

最後に浅尾繊維社長と握手

工場見学を終え、最後に浅尾繊維工業の代表取締役社長と握手を交わすことが出来ました。
まさか社長にお会い出来るとは思っていなかったので感激しました。

説明不足だったかもわかりませんが少しでも皆様に当社がどれだけこだわりをもったすばらしい工場で商品づくりをしているかを知ってもらうために今回見学記を載せさせていただきました。
これからもお客様に喜んでもらえる商品を作っていきますのでよろしくお願いいたします。