オフィスレイアウトの考え方

エコノミーオフィスでは、オフィス家具一式を取り扱っておりますので、お客様からオフィス移転の相談をいただくことも多くあります。
オフィスレイアウトをご自分で考えられる方も多いと思いますが、今月は私なりのオフィスレイアウトの考え方をご紹介してみようと思います。
実際に、お問い合わせいただいた内容を元に、どういったレイアウトを作っていったか、レイアウトのポイント解説も含めてご紹介します。

今回のご相談は、オフィスを移転する会社様。少し手狭になってきたことで、レイアウトのご相談を頂きました。社長様から頂いた条件はこちら!

オフィスレイアウト 条件

なるほどなるほど。部屋はシンプルな四角い部屋ですが…、奥の柱が邪魔ですね。
変わったレイアウトですね、お任せ下さい!

どんなオフィスレイアウトでも共通で抑えないといけないポイントがあります。
私がいつも気をつけているのは、この3つのポイントです。

オフィスレイアウトのポイント

社長(or現場のトップ)の席は全体を見渡せる位置というのがポイント。そのため、自然と席は奥の方に配置することになります。
その反対側、つまり入口近くについては「エントランスゾーン」を作ります。これは、「ここから中には気軽に入らないでください!」という意思表示が一番の目的。カウンターを設置したり、パーティションで区切ったり、あるいはエントランスの部分だけカーペットタイルの色を変えたりすることで、「ここが“エントランス”ということをはっきりと示すようにします。
同じような理由ですが、「社外の人間を簡単に中に入れない」ためにも、打ち合わせスペースは外側動線になるように設計します。つまり、社外の人が使うスペースは、中のワークスペースを通らないで行けるようにする、という設計です。


というわけで、張り切ってレイアウトパターンを作ってみました!
なんとその数13パターン!我ながら、ずいぶんたくさん作ったものです。1つずつ、レイアウトのポイントを解説していきます!

オフィスレイアウト13パターン
レイアウト1 条件をオーソドックスにまとめてみました

3人1組の島を作るには、120度ブーメラン型のデスクを組み合わせるのがちょうどピッタリ。エントランスにはカウンターを設置して、訪問者をここでブロックします。エントランスから打ち合わせスペースまでは、中の事務スペースを通らないですむように設定。とはいえ、エントランスから商談スペースまでのパターンはこの形しかないかな?

レイアウト2 奇抜に見えますが、結構考えました

自分で作ったのにアレですが、こんなレイアウト見たことありませんね。SFチックな司令室のようにも見えます。ですが、実はコミュニケーションと集中作業を両立させたレイアウトなのです。集中作業のためには、視界に人が入ることを防ぐのが一番です。今のレイアウトでは、お互いに自分の正面に人が来るような形にはなりません。また、端の席の人がデスク中央部分に移動することで、3人で顔を合わせてミーティングをすることが可能。個人的にも結構気に入ったレイアウトですが、いかがでしょうか?

レイアウト3 島を対称にしないパターンというのもあります

エントランス位置はそのままですが、打ち合わせスペースの位置を変えてみました。これでも、人を中に通さないというのは一緒です。どうしても3人1組の島を2つ作ると大きなスペースをとってしまうので、島の形を変えてみました。ちょうどスッキリおさまる形になったと思います。島の形にはそれぞれメリット・デメリットがあります。業務内容やチームメンバーの性格に応じて、どっちの島がいいか考えてみてもいいかもしれません。

その他のレイアウト
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