オフィスレイアウトを作成する場合、自分ならまず最初に“オフィスデスクをどうレイアウトするか?”を考えるようにしています。
なんといってもデスクワークというくらいですから、事務仕事をするにあたってはメイン中のメインの舞台です。
実際、他の所はわりと融通が効いたとしても、デスク周りは一番気を遣ってレイアウトをしています。
今回のオフィススタイルは、そんなオフィスレイアウトの視点から考えた「オフィスデスクの選び方」です!
オフィスの移転、事務所の開業、机の買い足しの時に参考になると思いますので、ぜひご一読下さい!

オフィスデスクの選び方

まずは、最初に考えるのは最大のポイント、「お仕事の業務内容」です。

  • 一人で集中して行う仕事が多いのか
  • チームを組んで連携を取りながら行う仕事がメインなのか
  • あるいはその両方が半々ずつなのか

集中作業とコミュニケーション作業は、相反する要素なので、両立というのは難しくなります。(高いレベルで両立しようとすると、コストとスペースが大きく必要になります)
「どちらかといえば○○」というようなスタンスで考える方がいいです!

次のポイントは、「デスクの島」です。
ひとつのグループにどれくらいの人数が必要か、あるいは増減の可能性がどれくらいあるか、で“ひとつの島の人数”が決まってきます。
増員の可能性があれば、それを見越したレイアウトが必要になります。

  • デザイナーなど、個人ワークが中心になる業務に好評のレイアウト。完全に自分の世界に入れます。

  • 背向型というオーソドックスなパターン。壁面(またはパーティション)に向くので、他の人の動きや声が気になりにくくなります。

  • こちらは、L型デスクを中央に向けたパターン。間にデスクトップパネルを入れるとさらに集中効果アップ。

  • 135度ブーメランデスクを並べたパターン。作業中は体は外向きになりますが、全員が中央を向けばコミュニケーションもとれる両立型。


  • コミュニケーション重視ならこれに勝る物はありません!増員の対応も比較的簡単で、場所効率の高さもポイント。

  • 135度ブーメランデスクでの例。右上のパターンと違い、基本的に全員が中央向きになるので、コミュニケーション効果アップ。

  • 120度ブーメランデスク3つの組み合わせ。同じ島を横につなげて6人用の島にしてもOK。

  • それぞれが集中作業をしつつ、話をする時は真ん中の丸テーブルを利用するパターン。集中と連携の繰り返しになるチームワークに最適!


配線機能は机の使いやすさを決める重要なポイント。この機能が気に入らないからと言って、机を入れ替えるわけにはいきませんので、慎重に選んで下さい。

  • 配線用の穴が全くないタイプ
  • 机の端の方に穴が空いているタイプ
  • 机の奥の方が端から端までコードダクトになっているタイプ

机の天板を前後にスライドさせることで、大きくコードダクトを開くことができるタイプもあります。

目隠しあるいは掲示の目的で使われるデスクトップパネルですが、ほとんどの場合、それぞれのパネルは特定のデスク専用に作られています。そのため、適合に注して選ぶ必要があります。 また、多くのデスクトップパネルでは写真のように「画鋲を刺す」ことができないようになっています。画鋲やマグネットを使いたい場合は、事前によくご確認下さい!

オフィスは限られたスペースなので、少しでも収納スペースがあるにこしたことはありません。デスク周りでは、「袖引き出し」「ワゴン」「足元棚」が収納のポイント。 「袖引き出し」は片袖机などの机についている引き出しのことで、「ワゴン」は普通机の下に入れるキャスター付きの引き出しです。

デルフィシリーズは袖引き出しやワゴンのパターンが多いのでおすすめです!

デスクの色もオフィスの雰囲気を決める重要な要素。最近の流行はホワイト色。各メーカーホワイト色のデスクが増えていますが、中でも人気なのがコクヨのiSデスク。iSデスクはサイズバリエーションも多いのでおすすめ。


今のデスクに合わせて追加で買い足しをしたい場合は、基本的には同じデスクを揃えるのがベストです。品番がわかればほぼ正確に同じ商品を揃えることができますが、同じ品番でも購入時期によってマイナーチェンジがあったり、廃盤でそろわなかったりします。
そういった場合は、サイズが同じで色が違いものを選びます。幅は違っていても問題ありませんが、奥行きと高さは違う物を並べるとちぐはぐになります。高さは標準が700mmですが、旧JIS仕様(740mm)や最近のデスク(720mm)はサイズが異なるものもあるのでご注意下さい。
わからなければ、サイズを調べて商品写真をメールで送って頂ければ近いものをこちらでお探しします!