新しい足袋を履く前に一度(しっかり揉んで)洗っていただきますと、生地についた「のり」が程よく取れ、足馴染みのいい、足への沿いが格段によくなります。
【1】 足袋の1/3ほど折り返し、両手の親指で2~3回横に引っ張ります。
【2】 左右の親指で、折り返した部分を持ち、足袋をしっかりと引っ張るようにし、つま先をいれます。このように履くことにより、中心軸がぶれず、綺麗に足が収まります。
【3】 足を全部入れた後、かかと部分の足袋をしっかりと引っ張り上げます。
【4】 折り返し部分を上げます。その後、甲の縫い目(足袋の中心の縫い目)を親指側に引っ張るようにすると、指の間が痛くならず、足袋にシワも寄りません。
【5】 かかとを畳や床に着けてつま先を浮かせてください。(足を直角にすると、アキレス腱がまっすぐになり、筋肉もふくらはぎが膨らむ形になるので、足首が細くなり、こはぜがつけやすくなります。)いちばん下のこはぜから掛けます。このときアキレス腱にあたる部分の生地をしっかり中に入れ込むように整えてください。
【6】 こはぜを全部掛けたら足に体重をかけ、身体に足袋をなじませます。