うなぎ豆知識土用丑の日

うなぎ豆知識　土用丑の日

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■なぜ土用丑の日にうなぎを食べるの？

　土用の丑と言うと、平賀源内をを想いだす方も多いんですが、実は諸説あります。

平賀源内説

一番有名なのは、平賀源内。
江戸時代の蘭学者・発明家の平賀源内が土用の丑をうなぎの日にした元祖として知られています。
※ 文政5年（1882年）「明和誌」青山白峰著による。

客足の少ないうなぎ屋から繁盛の妙案はないかと相談を持ち掛けられた平賀源内が
「本日、土用丑の日」
と店頭に掲げたところ、これが大当たりしてうなぎ屋は、大繁盛したそうです。

春木屋説

　春木屋が「丑の日元祖」とした説(文政年間)もあります。

ある時、春木屋に神田和泉橋の藤堂のお屋敷から、旅に出るのに持っていきたいと大量の蒲焼の注文がありました。春木屋の主人、春木屋善兵衛は、子の日、丑の日、寅の日の三日に分けてうなぎを焼き、土蔵に貯蔵して三日間置いたところ、丑の日に焼いたうなぎだけが、色合い、風味とも変わりませんでした。
そこで丑の日に焼いたうなぎを藤堂様にお納めし、お褒めをいただいたそうです。
それ以来、春木屋は「土用丑の元祖」の看板を上げたそうです。

大田蜀山人説

江戸時代の歌人・狂言師の蜀山人(大田南畝）が、神田川という鰻屋に頼まれ、「丑の日に、うなぎを食べたら病気にならない」という内容の狂歌を作って宣伝したことが始まりといわれています。

■今年の土用丑の日っていつなの？

　土用というのは、旧暦で立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間を言います。

陰陽五行説では宇宙は木火水金土の5元素（5行）から成ると捉えるんです。
そして、この四季を五行にあてはめる場合、春・夏・秋・冬を、木・火・金・水に配すると、土が余ってしまうんです。
それで、四季それぞれ90日あるうちの終わりの5分の1ずつを土にあてたんです。
この期間が「土用」になります。

　だから、土用の丑の日っていうのは土用期間中の丑の日って事なんです。ちょっと難しいけど分かりました？

　例えば2007年、冬は1月19日と１月31日。春の土用の丑の日は4月25日。秋は10月22日と11月3日です。　　
　　
そして、夏の土用の期間は、7月20日から8月7日で、

丑の日は7月30日です！！
　　　
※ちなみに来年の平成20年は、7月24日と8月5日だよ。土用の期間に「丑の日」が2回あると、当然うなぎを食べるチャンスは2回あるってこと。ちょっと得した気分！？

※ 土用の丑の日（夏土用）

　　 2008年　　7月24日、8月 5日
　　 2009年　　7月19日、7月31日
　　 2010年　　7月26日
　　 2011年　　7月21日、8月 2日
　　 2012年　　7月27日