天然素材オーガニックコットンを使用し、安心安全な製品をお届けいたします

オーガニックコットンとは

オーガニックコットンとは、科学薬剤を一切使わずに有機栽培され、加工の段階でも科学処理をせずに作られた綿(無農薬有機栽培綿)のことです。

通常、綿の栽培には、非常に多くの科学薬剤が使われています。

まずコットンの種の段階で防虫剤、4月ごろに植えてからは除草剤、葉につく虫を駆除する為に農薬、発育のために化学肥料が使われます。そして綿のみがはじける8月ごろに刈り取りですが、はや茎の部分に葉緑素が残っているため、そのまま刈り取ると白い綿の表面に緑のシミが付いて、コットンのランクが下がってしまいます。

そこで8月の時点で枯葉剤などを空中散布し、人工的に葉や茎を枯らして刈り取ったりします。

オーガニックコットンは、化学肥料の代りに有機肥料、除草剤の代りに人による除草作業、農薬の代りに昆虫などによる害虫駆除、刈り取りは、茎や葉が自然に枯れる11月まで待ちます。

科学薬剤によって栽培や生産の効率、量を調節するのではなく、植物が本来もつ成長するエネルギーを大切にしています。

日本オーガニックコットン流通機構タグについて


当店が販売している商品でNOCの規準をパスした商品は必ずNOC認定のタグを付けています。

このタグは100%オーガニックコットンの商品を販売していると言う証明書であり品質に対しても、自然のままの色と風合いを生かし、もっともデリケートな赤ちゃんの肌着や、皮膚刺激に敏感なアレルギー体質の方にも安心して使用出来る製品です。

NOCの規準は二つあります。

「NOCコットンエコ加工規準」
「オーガニックグリーンエコ品質規準」です。

NOCコットンは従来通りの規準です。
これに対して、オーガニックグリーンは、NOCのエコ加工規準には外れるけれども、
原料の認証背景を明確にして、エコロジーに配慮して製品加工する規準です。

【NOCコットンエコ加工規準


1. 正統な認証機関が証明した有機栽培綿オーガニックコットンを 常に100%使用する。
一般綿とは、いかなる理由があっても 混合しない。

2. 化学合成繊維との交織、交編はしない。
ただし製品機能上伸縮性が必要な場合はスパン糸の混用規準を15%程度とし、混用内容はすべて表示する。(靴下、肌着等)
異種天然繊維との交織、交編は有機認証のあるものに限り、混用限度を40%とする。(ウール、シルク、麻等)

3. 綿本来の性能以上を求めた化学処理「薬剤による機能増強加工」はしない。
(機能増強加工とは漂白、化学的染色、捺染、防縮、柔軟等を示す)
草木染め等 安全性が確認された天然染料での染色はできる。

4. 製品加工工程上、必要とされる化学合成の補助剤は常に最小限を求める。
(糸のロウ付け、糊付け等)
ただし完成品にそれらの材料が残留しないよう十分に洗浄する。

5. 天然素材以外の化学合成の部材の使用規準は、全体重量の10%とし、内容をすべて表示する。(芯地、裏地、刺しゅう糸、アップリケ、ファスナー等)

6. スピンドル、ゴムひも、テープ、表示ネーム、ボタンなど付属材料は生分解性の観点からできるだけ天然素材を使用する。

7. 縫い糸は、できるだけオーガニックコットンを使う。
強度的に耐えられない製品については、合成繊維の縫い糸を使用できるが部分的最小限とする。
ただし、漂白、蛍光加工していない 縫い糸を使用する。

8. ぬいぐるみの中綿は、できるだけオーガニックコットンを使用する。
デザイン、表現上やむをえない場合、一般的に安全性が確認された合成繊維(ポリエステル、ナイロン等)を使用できるが、中綿量は、一個当たり500g以内を規準とする。
ただし、生分解性の観点から天然繊維(パンヤ、とうもろこし繊維、竹繊維等)への転換に努力しなくてはならない。

9. Tシャツその他のプリントについては、より安全性の高いインクを使用し、プリントの最大面積は本体面積の10%程度を規準とする。(10%の面積とは大人のTシャツで約30センチ四方程度)
但し安全が確認された天然素材でのプリントの場合はプリント面積の限定はしない。

10. 洗浄の際はエコロジー、健康保持のため化学合成の洗剤を使わない。
(天然石けん、洗濯石セラミックス、電解水、バイオ洗浄を推奨)

※以上の使用限度を示す数値の許容誤差範囲は3%とする

【オーガニックグリーンエコ品質規準

1.混用率 (1) オーガニックコットンに一般綿を混紡することはできない。
(2) 天然由来の繊維の混用率は50%を限度とする。
*天然由来の繊維とは、絹、麻、毛のほかとうもろこし繊維、竹繊維、
 パルプ繊維など原料が天然の材料であることを示す。
*布地の共用使用限度は、面積比30%とする。
*一般綿については、天然繊維であるが、混用率試験でオーガニック綿との
 区別ができないため混用不可とする。
*オーガニックの布地に一般綿の布地を共用することも不可とする。
但し、服飾材料として部分的に使うことはできる。
(ステッチ、ポケット、アップリケなど)
(3) 石油系繊維は、基本的に混用ができないが、ポリウレタン伸縮性ゴムなど機能性を目的とした合成繊維は30%を限度として交編、交織できる。
(4) 混用の内容の表示は正確に行われなければならない。

2.機能性加工 (1) 漂白、染色、柔軟加工など特に規定はしないが、生産者はオーガニックコットンの本来の意義である環境保全に即した加工方法を選ぶものとする。

3.服飾材料 (1) ボタン、ジッパー、アップリケなどの使用規定は特にないが、生産者は素材面で環境保全に即したものを選ぶものとする。

4.表示 (1) NOCの基本的な姿勢は、いつでも生産背景を明らかにし、購買者が十分に納得することとする。混用率、使用薬剤など明示する。

オーガニックコットンのUV効果について


オーガニックコットンの自然の茶色い綿にはUV効果がある事が知られています。
人体に有害とされる紫外線波長280〜350nmをどれだけカット出来るか検査したところ、布地の織方にもよりますが、茶色の綿で96〜98%、白の綿でも75%程度の紫外線をカットするという検査結果が出ています。
一般の白い綿布の紫外線カット率は85%程度ですので、オーガニックコットンのブラウンコットンは科学的にUV処理を施すことなく高いUV効果があると言えます。
何回洗濯しても、何年経っても持って生まれた性質なので、効果が落ちる事はありません。
科学処理に頼ることなく高いUVカッと効果が得られますので、お肌の敏感な方や科学物質にアレルギー傾向のある方には特にお勧めです。

オーガニックコットンの染色について

本来のコットンの持つ色であり、染色していません。
同じく本来のコットンの色で染色していません。
同じく本来のコットンの色で染色していません。
草木染(月見草 ツキミソウ)
草木染(藍染 インディゴ)
草木染(アアネ)
エコ染色(合成系化学薬品を一切使用しない染色方法)

ご注意

白・茶・緑は、生まれたままの綿花の色ですから、色調や明度は一定していません。紫外線の光や洗濯によって色の変化が起きます。 

商品取扱上の注意事項(オーガニックコットン)

洗濯方法

洗剤は環境負担の低い粉石鹸や中性洗剤をご使用下さい。
形をととのえ日陰干しして下さい。
タンブラー(回転式乾燥機)の使用はお避け下さい。

生地に関して

濡れた状態で放置すると変色や黄ばみの原因となります。
薄い色に見られる黒い点は無染色のため綿のカスが見えるためで汚れやシミではありません。