サルバトーレ スキラッチ氏
経歴
サルバトーレ スキラッチ氏林:
早速ですが、ファッションは、
ものすごく好きな印象があるのですが、
スキラッチさんが大事にしていることって、何でしょうか?
スキラッチ氏(以下敬称略):
僕は、色とか、デザインとかも、もちろん注目するけど、
一番大事な事は、サイズだと思ってる。
例えば、今回、
ヒロからジャケットを1着もらったけど、
これは、ちょっとだけ、胴囲が大きいんだよね。
だから、
このまま着るんじゃなくて、少しだけ、
補正させてもらおうと思ってるんだよね。
既製品でも、
気になるところがあったら、迷わず修理をして、
少しでも自分にフィットするようにするよ。
林:
それの考え方って、イタリアでは一般的ですか?
スキラッチ:
割と、服に興味のある、僕の周りの友人は、そうするね。
セレクトショップでも、対応してくれるところのほうが多いと思うし。
常に、
体にピッタリな服がいいんだよね。
林:
好きなデザインとか色はありますか?
スキラッチ:
黒・白・青が好きかな。
林:
アズーリですか?
スキラッチ:
そうだね。
代表で得点王にも成ったからね。
でも、
シンプルな色が好きだね。
そして、
いつもカジュアルな服ばかり着ているイメージがあるけど、
誰がなんと言おうとも、
ブラックスーツが一番カッコいいと思うんだよ。
だから、
何が好きと言われたら、
「ブラックスーツ」
とこたえるね。
林:
イタリア紳士ですね。
話しは変わりますが、
日本に4年間住んで見えて、
日本の事も充分に理解されていると思うのですが、
ファッションに関しては、
シンプルに日本とイタリアの違いって何になるでしょうか?
スキラッチ:
自分が住んでいたのは、
少し前になるんだけど、
定期的に、日本にも行くので、最近は、
変わったなぁと言う事もありますよ。
以前済んでいたときは、
アイテムもだぼっとして、
全体的に、野暮ったい雰囲気でしたが、
そこは年々、オシャレになっていると思いますよ。
東京なんて、
世界のどこにも負けないくらい
お洒落なアイテムが揃ってると思います。
もちろん、
地方に行くと、まだまだ、だと思いますが……
ただ、
変わらず言える事は、
少しサイズがあってないから、
ださく見えちゃうんじゃないかということ。
林:
サイズが大きいんですかね?
スキラッチ:
既製品が全部ピッタリなんて事はないから、
少し手直しすれば良いと思うんだよね。
イタリアでは当たり前だけど。
林:
確かに、日本だとあまり直しを選ばないパターンがおおいかもですね。
スキラッチ:
後、服はだいぶ良くなって来たんだけど、
小物がイケテナイ。
特に、
靴とベルト。
ジャケットとパンツは、
すごくカッコイイのに、
靴が、ぼろぼろだったりすると、
ずっこけそうになっちゃう。
もったいない!
そこを手抜いちゃったら、
全部ダメになっちゃうのにって思う。
イタリアであれば、
ファッションの公式を学ぶんだよね。
靴とベルトの色は一緒だとか、
よく言われる
アズーロ・エ・マローネ
色の組みあわせなんだけど、
「青とブラウン」の組みあわせが、
鉄板で本当にカッコイイとか。
普通に知ってるんだよね。
だから、
えっ?と思うスタイルの奴が、少ない事も、
カッコイイ理由だと思う。
林:
やっぱり、基本的な知識がない感じがするのですか?
スキラッチ:
そうそう! だから、ヒロが教えないと(笑)。
林:
はい……
スキラッチ:
あと、なんか、着こなしに自信がないというか、
拘りを感じないんだよね。
これ!
オレ!
見たいに、
自信を持って着こなしてくれたら良いんだけど、
服に、着られちゃってる感じもするんだよね。
正直、
取り扱ってる商品は、
イタリアと何ら変わらないし、
もしかしたら、
イタリアより洗練しているかもしれないので、
着こなしだね。
林:
何か、日本の皆さんにアドバイスとかありますか?
スキラッチ:
服を好きで、選んで楽しんで欲しいね! ヒロもたくさん紹介してね!(笑)
林:
はい(笑) 頑張ります!社長ジョバンニュさん
マーケティングディレクター
トトスキラッチと林
コンコルディアモデル
サングラス
コッポラ帽
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