フラットカーテンをご検討の方へ
最近人気が高いシンプルですっきりとしたフラットカーテンですが、「イメージと違った。」などのお声を耳にすることも多く、当店でも、フラットカーテンに関するお問い合わせを多数いただきます。
そこで、思い描いたフラットカーテンをご購入いただくために、フラットカーテンについて詳しくまとめました。
フラットカーテンをご検討の方は、必ずご一読ください。
01
フラットカーテンのおすすめポイント
フラットカーテンメリット/デメリット
メリット
空間をすっきりと
スッキリとしたシルエットでありながらも、カーテンと同様に風で揺らめく姿を楽しむことができます。
柄や生地感を楽しめる
カーテン柄をきれいに見せてくれたりリネンなどの素材感があるカーテンの風合いを生かすことができます。
デメリット
開閉がしにくい/ウェーブが不規則
フラットカーテンにはひだがないため、ウェーブが不規則になってしまいます。また、カーテンを束ねるときに広がりやすかったり、カーテンレールの種類や生地の厚さによって開閉がしにくい場合があります。
02
フラットカーテンの
購入前チェックポイント
フラットカーテン
ご購入前のチェック項目
□フラットカーテンのゆとりとウェーブ
□フラットカーテンの取り付けについて
□フラットカーテンのよくある失敗
フラットカーテンのゆとりとウェーブ
フラットカーテンは、横幅のゆとりをどのくらい持たせるかによって、掛けたときの雰囲気が大きく変わります。
ゆとりによって、生地のウェーブがほとんどない状態や、少しウェーブがかった状態などフラットカーテンをご購入いただく上でとても重要なポイントとなります。
また、少ないゆとりのフラットカーテンに向いている生地や、大きなゆとりに向いている生地なども併せてご紹介いたします。ご希望のイメージに合わせて、ゆとりを決めてください。
フラットカーテンの採寸方法が
ご不明の方はまず、こちらから。
ゆとりの計算方法
ウェーブがほとんどない状態
採寸サイズ×ゆとり分1.03倍
できるだけまっすぐな状態をイメージされている方におすすめ。また窓枠内に収めたいときにもおすすめです。
布の特性上多少のウェーブは生じますが、このゆとりは、光漏れを起こさないために必要なゆとりになります。
メリット
・窓際をすっきりと見せてくれる。
・カーテンの柄を活かしたコーディネートが可能。
デメリット
・生地の特性によって隙間ができたり光漏れがおこる。
・よく開閉する窓には不向き
※カーテンの開け閉めを繰り返すと生地に癖がつきカーテンを閉めても戻ってしまいます。
よくある失敗
ピンと張った、まっすぐなフラットカーテンにするため、ゆとりを足さずに(1.03倍以下で)注文した。
ゆとりが小さすぎたり、ゆとりが全くない状態ですとカーテンを閉じたときに隙間ができ、光漏れすることがあります。
またレールのところでピンと張った状態でも、布には元に戻ろうとする特性があるので、どうしてもウェーブができ、裾に隙間ができてしまいます。お部屋の間仕切りなどには、使用できますが窓にはおすすめできません。
ゆるいウェーブがある
採寸サイズ×ゆとり分1.2倍
軽いウェーブの出るフラットカーテンです。どんな生地でも比較的、収まりがよく光漏れなどの心配もありません。
メリット
・窓際をすっきりと見せてくれる。
・開閉しても安定して収まりが良い。
・光漏れの心配がない
・緩いウェーブなので、ウェーブの不規則さも気になりにくい
デメリット
・ウェーブのイメージに問題がなければ、デメリットはありません。
フラットカーテンの取り付けについて
当店でご注文いただいた場合、フラットカーテンの取り付け方法をお伺いしております。(詳しくはこちら)
「窓枠の外に取り付ける」か「窓枠の内に取り付ける」かによって、仕上がりサイズを調整しているためです。
取り付け方法の違い、採寸サイズと仕上がりサイズについてご説明します。
窓枠の外に取り付け/
窓枠の内に取り付けの違い
窓枠の外に取り付ける
窓枠の外側にカーテンレールが設置されている場合です。
窓枠の内に取り付ける
窓枠の内側にカーテンレールが設置されている場合です。
採寸サイズと仕上がりサイズについて
採寸サイズ
フラットカーテンの横幅の採寸は、カーテンレールの固定ランナー間を計測します。
(採寸方法について詳しくはこちら)
ご注文サイズ
採寸サイズにゆとりを足していただいたサイズが、ご注文サイズとなります。
仕上がりサイズ
●窓枠の外に取り付ける場合の仕上がりサイズ
窓枠の外に取り付ける場合、固定ランナーからレールの端までの距離分、片側3〜4cm(両端合わせて6〜8cm)の生地をご注文サイズの両端に追加したサイズが仕上がりサイズです。
この追加分があることで、サイドからの光漏れを防ぎます。
●窓枠の内に取り付ける場合の仕上がりサイズ
窓枠の内に取り付ける場合、片側3〜4cm(両端合わせて6〜8cm)の生地を両端に追加すると窓枠に耳がぶつかり折れてしまうため、最端のフックを生地ギリギリに取り付け、ご注文サイズと同じサイズで縫製いたします。
追加分がないことで、サイドに光漏れが起こる場合がございます。その際は、フックを少し内側にずらしていただくと光漏れを防止いただけます。
まめちしき
よりきれいに窓枠の内に取り付けるために
窓枠の内に取り付ける場合、ゆとりは少ない方がおすすめです。
しかしサイドにも余裕がない分、光漏れのリスクが大きくなります。
また、購入時は問題なくても、開けたときの癖が生地に付いてしまい、隙間が空いてしまうということもありますので、開閉の多い場所の場合はあまりお進めできません。
当店のコーディネーターもご相談に乗りますので、お悩みに場合はお問い合わせください!
その他の取り付け方法を
お考えの方へ
窓枠の外に取り付ける、窓枠の内に取り付ける以外の取り付けをお考えの方は、ご注文時に取り付け方法を記載いただき、別途ご連絡させていただきます。
ご注文の際は、取り付け方法を
必ずお伝えください。
▼ご注文確定直前の状態
ご注文フォーム、ご注文確定直前のページに、フラットカーテン専用の備考欄を設けております。
こちらで【窓枠の外に取り付け】【窓枠の内に取り付け】を必ず選択いただくようお願いいたします。
選択いただいた内容に合わせて縫製を行います。
記載がない場合は、【窓枠の外に取り付け】と同様に端に追加分を足した状態で縫製いたします。
その他の取り付け方法を
お考えの方へ
窓枠の外に取り付ける、窓枠の内に取り付ける以外の取り付けをお考えの方もこちらに取り付け方法をご記入ください。別途ご連絡させていただきます。ご連絡方法につきましては、お電話かメールのいずれかご希望がございましたら、ご記載ください。
フラットカーテンのよくある失敗
フラットカーテンご購入時におこりがちな勘違いや失敗をまとめました。
よくある失敗
□ピンと張ったフラットカーテンにならない
□ウェーブが不規則
□カーテンを開けたとき、収まりが悪い
□フラットカーテンを2重にしたい
□レールが隠れるBフックにしたい
ピンと張った
フラットカーテンにならない
結論からお伝えすると、ピンと張ったロールスクリーン/シェード(※)のようなイメージに仕上げることは、フラットカーテンでは難しいです。布には元に戻ろうとする特性があります。裾に重りが入っているタペストリーやロールスクリーン/シェード(※)のようにピンと張った状態にはなりません。
多少のウェーブが生じ、ウェーブ分のゆとりが必ず必要です。
できるだけウェーブがないフラットカーテンをお求めの場合「ゆとり1.03倍」がおすすめです。
※ロールスクリーン/シェードを設置の場合、下地のしっかりした箇所にブラケット(昇降器具を取り付ける金具)をネジで固定する必要があります。詳しくはお問い合わせください。
ウェーブが不規則 /
カーテンを開けたときに収まりが悪い
フラットカーテンはヒダがないため、閉じた時は両サイドにウェーブが溜まり、中央がまっすぐになりウェーブが不規則になってしまいます。また開けた時にも、たたまれる部分がきれいに収まりません。ゆとりが多い場合や素材によっては、ぐちゃぐちゃに見えたり、変な癖が付いたりしてしまいます。
症状については生地の特性により異なり対処方法も違ってきます。
日々、カーテンの開閉を繰り返すうちに整ったウェーブが癖づいてくる場合もありますが、状況によっては改善できない場合もございます。希望されるお客様にはヒアリングの上、生地に合わせた対処方法をご提案いたしますのでお問い合わせください。
フラットカーテンを2重にしたい
ドレープカーテンとレースカーテンをどちらもフラットカーテンにする場合、ドレープカーテンよりレースカーテンのゆとりを小さくすることをおすすめします。レースカーテンのゆとりが大きすぎると、レールの種類などによっては、前後の生地が干渉し合う可能性があります。
おすすめはドレープカーテン1.2倍、レースカーテンは1.03倍です。この状態ですとレースカーテンがドレープカーテンに干渉することはほとんどなく、美しい状態が保てます。
これ以上のゆとりを付けたい場合は、一度ご相談いただくことをおすすめします。逆にゆとりをもっと小さくする場合、ドレープカーテンへの干渉が少しであっても、見た目に大きく影響してしまうため、おすすめできません。
またボックス内に設置する場合についても、フラットカーテンを2重にすると、限られた空間の中でドレープカーテンとレースカーテンが干渉しやすくなるため、どちらか一方のカーテンをヒダのある仕様にすることをおすすめいたします。
レールが隠れるBフックにしたい
Bフックはカーテンを閉めたときにレールが隠れる仕様のフックです。
Bフックの場合、レールを隠すためカーテンがレールの前に来る仕様となります。
そのため、閉めているときは問題ありませんが、カーテンを開けた時にカーテンのヒダがレールにぶつかってしまい、ボコボコとした状態となってしまいします。 カーテンの開閉がない窓の場合は、Bフックでも問題ございませんが、通常はレールが見える仕様のAフックをおすすめします。
03
フラットカーテンの購入後の
困った時の対処法
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フラットカーテンの端に隙間ができる。端から光漏れする。
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A.
フックが生地の端付近に取付けられている場合、取付箇所を2〜3cm程内側へ移動させると、光漏れが軽減します。
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フラットカーテンの中心に隙間ができる。中心から光漏れする。
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A.
カーテン内端のフックの位置を2cm程内側へ移動する事で、生地の重なりが増え隙間を軽減します。
しかしカーテン生地は特性で内側に寄る傾向があり、カーテンの幅にゆとりが少ないと隙間が出来る場合があります。
この場合、カーテンのマグネット(ピタットくん)を使用することで、隙間ができることを防ぎます。カーテンのマグネットについてはこちら
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窓枠内に取り付けた際にフラットカーテンの端が窓枠にぶつかって折れてしまう。
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A.
端のフックが生地より2〜3cm内側に取付けられている場合、取外して生地の端付近に移動させると収まりが良くなります。
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フラットカーテンのゆとりが多すぎたため、収まりが悪い。
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A.
通常、ウェーブが出るようにするにはレールの全長×1.2倍程度の加算です。
それ以上のゆとりを取った場合、カーテンの特性によっては収まりが悪くなることが有ります。
手でウェーブを整えても収まりが悪い場合は、お直しで幅を短く調整することで改善します。カーテンのお直しはこちら
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フラットカーテンのゆとりが少なすぎた。
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A.
ゆとりが少なすぎた場合は、フラット仕様でヒダがなく生地の余裕がない為、伸ばすことが出来ません。
ご不明な点がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。