これぞ狂気の世界!偉大なロック・バンド Pink Floyd の回顧展
こんにちは、ユウヤです。
イギリスといえばダブルデッカーにフィッシュ&チップス。そして、やはりロック好きとしては外せない Pink Floyd(ピンク・フロイド)! ということで、ヴィクトリア&アルバートミュージアム(V&A Museum)までピンク・フロイド展へ行ってきました。
【ピンク・フロイド】
1965年にシド・バレット、ロジャー・ウォーターズ、リチャード・ライト、ニック・メイスンによって結成されたサイケデリック・ロックバンド。1968年にシド・バレットがバンドを離れ、
後任ギタリストにデヴィッド・ギルモアを迎える。その後はプログレッシブ・ロックとしてロック界の最前線で活躍し、1973年に発表した『The Dark Side of the Moon』(邦題:狂気)は全米チャートに741週間(約15年!!)もランクインを果たした。70年〜80年代を代表するイギリスの偉大なロックバンド。
今年はバンドのファーストシングル発売(デビュー)から50周年となる節目の年。それを記念してピンク・フロイド展開催とのことです。そんな大事な回顧展ですが、今回も終了直前に気づきました…。
そんなバタバタのなか、とりあえず V&Aミュージアムの入り口に到着。ドキドキしながら入ると、なんとピンク・フロイド展入口の前にたくさんの行列が!!!(流石に年齢層が高いというか、いかにもプログレ好きそうというか) 大好きなピンク・フロイドのために、こんなに行列ができているとは・・・感激!
入場の際にヘッドホンを渡され、室内/展示ごとに関連されている曲やインタビューが流れてくるというシステムになっています。ワクワクしながら足を踏み入れると、僕の一番大好きな曲『Interstellar Overdrive』がヘッドホンから爆音で流れてきました。これはテンション上がる!
ノリノリの中周りを見渡すと、そこにはこれまでのポスターやグッズがビッシリ! 憧れのシド・バレットのテレキャスターまでっ!!!(15分くらい立ち止まって見つめてしまいました)
次の部屋に進むと壁がサイケ柄に照らされていました。初期のピンク・フロイドは、ライブ演奏の際にこのような照明を駆使して臨場感を出していたと言われています。
この部屋では見たこともない様なライブ映像があり、まさに初期ピンク・フロイドのライブを体験したような感覚に陥ります。ちなみに『Interstellar Overdrive』はこの部屋を出るまで永遠に爆音でリピート。嬉しくて5、6回は聴きましたよ(笑)
補足ですが、この曲は1967年発表のデビューアルバム『The Piper at the Gates of Dawn』(邦題:夜明けの口笛吹き) に収録されています。
その他にも初期のレコーディング機材やメンバーの私物、シド・バレットが書いたラブレターまで展示されていました。
そしてシド・バレット脱退後のコーナーへ。
ここからはプログレコーナーということで、さらに機材や話がマニアックになってきます。見たこともない楽器や機材だらけ。当時の最先端の楽器を使い、最先端の音楽を作っていたんだという事がよくわかります。
ふと横をみると真っ暗な部屋があることに気づきました。怪しいと思いながら入ってみると。。。名作『The Dark Side of the Moon』のジャケットが!
この名アルバム・ジャケットの立体版を眺めながら『Breathe』を静かに聴きます。
ヘッドホンなので、周りに邪魔されずその世界に入り込めるのが良いですね。
まだまだ続くマニアックな展示物、その中には Punk VS Pink Floyd というイギリスならではのコーナーもありました。イギリスの音楽史、ファッション史、アート史関連の展示に行くとかならず Punk がでてきます。
さらに別の部屋に入ると、目に飛び込んできたのはピンク・フロイドの音楽性が変わったアルバム『Animals』に登場した空飛ぶ豚!
彼らのライブではこの豚もステージにいたのですが、その後のメンバー同士の訴訟で今ではステージで豚の使用が禁止されています。
最後の部屋では4つの壁がスクリーンとなっており、初期から最新のピンク・フロイドのライブが一曲ずつ上映されます。この部屋はとても広いスペースとなっていて、寝そべりながら観覧している人もいました。みんな大満足な表情でスクリーンを見つめていましたよ。
外にでると、まるで夢から醒めたような気持ちになりました。まだまだ浸っていたかったのに、残念。。。
最近、デビッド・ボウイ、ローリング・ストーンズ、ピンク・フロイドと、なにかとロックバンド系の展示が多いロンドン。
次はどのバンドの展示が開催されるのか、目が離せません!!