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レザー別シューケアガイド

レザーソール編

「そもそも靴の革底をお手入れする必要があるのでしょうか?」とお思いの方もいるかと思います。 もちろん“靴底のお手入れの必要は全く無い”と“絶対”という事はありません。 レザーソールをお手入れすることでメリットがあるので、「最低限のお手入れ」をおすすめしています。 そのメリットというのは、①レザーソールがすり減りにくくなる ②靴底が柔らかくなり足にフィットする ということです。 履き心地だけでなく、靴が長持ちするのであれば、お手入れする価値は充分あるかと思います。 お手入れは大きく分けて3つの工程に分かれます。

このページで使用しているシューケアアイテムです。

クリーナー -クレンジング-

クリーナーは、あくまでも汚れ落とし

革から汚れだけではなく、古い乳化性クリーム・油性ワックスを取り去るのがクリーナーの役目。 液体やジェル、クリームなど種類が多様で、その効果も製品によりかなり変わります。 どれを選ぶにしても、軽くさっと拭く程度で十分効果は発揮されます。間違ってもゴシゴシ強くこすらないようにしましょう。

ソールモイスチャライザー-靴底の化粧水-

栄養を補充

レザーソールに必要な栄養を補給アイテムです。化粧品に例えると化粧水など基礎化粧品にあたります。 一般的に靴の革底に保革剤として使われているのがミンクオイルです。 皮革に浸透し潤いや柔軟性を与え、さらに防水性が増すということで広く使われています。 一見鉄壁に見えるミンクオイルにも若干すべりやすくなるという欠点があります。。 ソールモイスチャライザーをおすすめする理由は、その「ミンクオイルの滑りやすさ」がないという点です。 そしてソールモイスチャライザーはレザーソールの利点である通気性を損なわないので、雨の多い日本にはもってこいの商品です。

レザーソールをケアすると…?

①レザーソールがすり減りにくくなる
②靴底が柔らかくなり足にフィットする

皮革には常に適度な潤いが必要でです。乾燥した皮革は革切れ(皮革の繊維のすり切れ)を起こします。 冬場の寒い時期、乾燥した肌は赤切れや傷付きやすくなるのと同様、乾燥が進んだ靴の革底は「傷付きやすい」=「すり減るのが早い」と言うことになります。

汚れ落とし

STEP.1クリーナーで汚れ落とし

泥汚れがひどい場合は、おしぼりより若干水気の多い柔らかい布で拭いても大丈夫です。 シューキーパーを入れて行うとシワも伸びるので作業が捗ります。 布に液体クリーナーを取り拭きます。 油性の汚れや古い靴クリームを落とすのが目的です。布が汚れたらキレイな場所に常に変え拭き取るのがポイントです。 ゴシゴシと強い力で拭くのではなく、軽く拭く程度にしてください。強い力だと、傷つけてしまうので、逆効果になていしまいます。

USE ITEMS

栄養補給

STEP.2-1栄養を補給する

ペネトレイトブラシ(ブラシ小)でソールモイスチャライザーを塗ります。靴に栄養を補給するのが目的です。 靴に直接液体を落としても問題ありませんが、塗りすぎないよう塩梅が分かるまではペネトレイトブラシに落としましょう。 素早く全体にムラのないように液体を塗り広げます。

多めにつけても、無駄!

たっぷり栄養補給したいからってクリームを大量に使っても意味がありません。

USE ITEMS

仕上げ

STEP.3余分なクリームを除去し、磨く

ポリッシングコットンで磨きます。クリームを除去するような感じで、少し強めに磨きます。圧がかかることで革が引き締まります。 全体がサラッとしてツヤが出てきたら、通気性の良い場所で乾燥させます。

ソールを浮かせる!

必ず、カベ等に立てかけてソール面(靴底)を浮かせて乾かして下さい。

USE ITEMS

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