災害時は電気、ガス、水道などのライフラインが止まることが予想されます。
非常食は、栄養価、家族構成などを考慮し、調理が不要なもの、常温で長期保存ができるものなどを中心に備えましょう。
全国の自治体で、学校や防災倉庫に備蓄が地域住人分が備蓄されていると思われるかもしれませんが、残念ながら、1人1食分も確保できていない地域がほとんどです。また、交通網が寸断された状態になれば、支援物資も頼れません。
物資が届くまでの数日間をしのげる程度の準備は、各家庭でも必要です。
平成25年に国の中央防災会議から公表された南海トラフ巨大地震に関する最終報告では、被害が広域にわたると国や近隣県からの支援が遅れることが想定されることから、 これまで目安とされていた「3日分」の飲料水や食料・生活用品の備蓄を、今後は各家庭で「7日分」確保するよう推奨しています。
自治会様・企業様向けの、多人数の非常食セットも多数見積もり実績がございますので、どうぞお気軽にご相談ください。
では1日分とはどれくらいでしょう。 食事は1人1日3食、飲み水は大体1人1日3リットルが目安。
成人1人の1日の基礎代謝量は約1,200kcalですが、大きなストレス下での避難生活をするためには1日約1,600kcal以上を目安に。災害時は手に入れやすいパンやご飯などの炭水化物に栄養が偏りがちになるので、栄養や家族の好みを考慮するとなお良いでしょう。
なお、食事について一般の人とは分けて特殊な用意の必要な方は特に事前の備えが重要。アレルギーのある方、宗教的な観点で食べられないものがある方、お年寄りや赤ちゃんのいるご家庭など、一般的な非常食が食べられない方は事前の準備を忘れずに!
何日分の食糧か明記してあるものや、カロリー計算がされているものもあります。
また、食感が違うものを取り混ぜたり、好きなものを加えることで、飽きずに食事を楽しむことができ、
非常時に疲れた心身を癒すことにもつながります。