2.ものづくり

原料

天衣無縫(株式会社新藤)の製品は、世界で300以上ある認証団体のなかでも、国際的に信用の高い以下の団体が認証したオーガニックコットンを100%使用することを原則としています。
・IFOAM(国際有機農業運動連盟)公認の認証機関
・ISOガイド65 の認定を受けた認証団体
一般的にタオルやカットソー等に使われるオーガニックコットンは繊維長が28mm以下のものがほとんどですが、天衣無縫では、綿花の繊維長が35mm以上ある「超長綿」を多く使用。それらの糸を使うことで、薄くて軽い織物や、柔らかくて肌触りの良い製品を生み出すことができました。

農場

「天衣無縫」製品の原料となるオーガニックコットンの農場をご紹介します。

○アメリカ・ニューメキシコ州/ドーシ・アルバレスさんのオーガニック農場
ここでは、米国農務省の自然有機プログラムに基づき、ニューメキシコ・オーガニック商品委員会(New Mexico Organic Commodity Commission)等の認証団体が、種から綿花の収穫までを認証しています。

○インド南部/SRI SANTHALAkSHIMI 農場
世界最高級綿花といわれる「オーガニック・スビンゴールド」を生産している農場です。コントロール・ユニオン(Control Union Certifications/略称CUC)のインド支部により、2009年に認証手続きが完了しました。

○天衣無縫の原料で、上記以外のオーガニックコットン生産地は、インド中北部のデカン高原やペルー、トルコ、オーストラリア、ジンバブエ等があります。認証済みであることを条件に、状況に応じてこれらの産地の原綿も使用しています。

染め

綿や糸や製品の染色は「できる限り自然のもので」を・・・というのが天衣無縫のテーマ。
染料も媒染剤も天然由来の成分が使用されています。
「草木染め」
自然の恵みである草木染めは、同じ種類の植物を使っても、染色毎に色性が変化します。これは自然に熟成した林檎のひとつひとつが異なる色を持つのと同様で、化学処理を施したものでないことの証です。長くお使いいただくほどに色が落ちますが、それに応じて独特の味わいが増していきます。天衣無縫の草木染めで主に使う染料は、くちなし、茜、やまもも、ざくろ、ラック、ログウッド、五倍子などです。
「ベンガラ染め」
地殻の主成分である酸化鉄で染め上げます。縄文、弥生時代の土器の彩色や高松塚古墳の魔除けの赤、もっと古い所では石器時代のラスコー(フランス)、アルタミラ(スペイン)の洞窟壁画にも用いられています。世界中どこでも土のなかから採取できる無害のマテリアルとして、人間の色彩文化を開花させた最も古く、最も身近な染色素材のひとつです。



>>3.オーガニック認証