職人パネル

成型合板を使用した家具の製造工程の様子

冨士ファニチアの家具は、様々な職人の手を経て製造されます。その過程は決して容易なものではなく、技術者の試行錯誤の連続でした。その結果、数々の技術革新を重ねて現在のように優れた品質の成型合板の家具を安定的に供給することが可能になりました。

1.単板のサイズカット

木材を必要な長さ幅に単版を揃えます。
単版の厚みは0.8~1.5ミリの ものを使用します。

2.仕上がり寸法に厚みを調整

製品の仕上がり寸法に厚さを揃えます。
製品の仕上がりに大きく影響する、非常に精度を要求される工程です。

3.糊付け

熱硬化性の糊を単板に塗布します。ノントルエン・ノンキシレンの接着剤を使用しています。F☆☆☆☆対応可能。
※F☆☆☆☆とは?

4.成型プレス工程

整形用の冶具に先ほどの単版をセットして高周波で過熱します。複雑な形状のフレームは加熱に約30分、その後の冷却に約30分掛かります。 プレス圧は10C㎡あたり約1200kgの高圧でプレスされます。(製品仕様により異なります)

5.幅割り・木部加工工程

その後の作業の基準となる基準面を正確に作ります。その後面取り加工、穴あけ加工など組み立て可能な状態に徐々に近づいていきます。

6.研磨工程

その後の塗装工程のために下地の調整を入念に行います。
最終的な仕上がりを左右する非常に重要な工程です。

7.塗装工程

目止め着色・中塗り・上塗りの工程を経て塗装が完成します。
特殊技能工程であり、マイスター制度を導入してさらに美しい仕上がりを目指しています。

8.組み立て工程

加工された各パーツを組み合わせて完成します。 その後の最終検査員のチェックをクリアした物だけが 梱包されて出荷されます。