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2019/06/10 20:42
スキーを選ぶ際の大事な要素のサイズですが、
こちらも板の幅と同様種類の変化により目安となるサイズ感が変わってきています。
スキーの変化とともに
ストレートのスキーの頃は 2m以上
カービングスキーが登場してからは 身長-10cm
など大きな変化を遂げてきました。
現在はというと、幅広のスキーやロッカースキーが登場
してきたことでサイズにも変化が出てきました。
結論からいうと、オールラウンドな感じでスキーを選ぶ場合には
概ね身長程度のスキーが比較的バランスのいい長さになっており、それを基準に
長さを長くするとより安定感・浮力が強くなり、
長さを短くすると取り回し・スイングウェイトが軽くなる
といった感じになります。
では、ロッカーや幅広なスキーでサイズ選びにどんな変化があるかというと、
まずロッカースキーですが、ロッカースキーというのは従来のものに比べ
トップまたはトップ&テールのキックの反り上がりが長くなっているもので、
板を置いた時に地面に接するエッジの長さが短くなります。
エッジが短くなることで短い板のような取り回しの良さがあるだけでなく、
ターン時には板が立ってエッジを長く使う事が出来るので安定したカービングも切れる
という事になります。
これにより、今までのスキーでは扱いづらかった身長やそれ以上の板でも
取り回しがよく、最大の利点である安定感や走破性を活かすことが出来るようになりました。
そしてもう一つの幅広のスキーですが、こちらは単純に板の面積が広くなるため、
短いサイズのスキーでも従来よりも安定したスキーが出来るようになモデルが出てきています。
こちらは4FRNTの145cmのショートカービングスキーとスキーボードを比較したものですが、
ロッカー×幅広のショートスキーなどはスキーボード並みの操作性と
通常の長さのスキー並みの浮力と安定感を得ることも出来るようになっているものも出てきています。
ショートスキーだけでなく、普通のスキーも幅×長さで面積が増えることにより
より浮力がアップして、深雪や悪雪の走破性がアップします。
個体による部分もあるためあくまで目安となりますが、
現在取り扱っているオールラウンド・オールマウンテン系モデルにおいては、
ロッカースキーになっているモデルが非常に多く、従来の身長-10cmといったサイズ感から
「概ね身長程度」から
よりスピードや安定感を求める場合はさらに1サイズ長く、
さらに取り回しを良くしたい場合には1サイズ短く
といった選び方がオススメではないかと思います。
最終更新:2019/06/10 20:42