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2019/06/10 20:33
スノーボードのバインディングはスノーボードに足を固定するためのギアですが
一見どれも同じような見た目をしていてなかなか違いが分からない部分があります。
そこで、バインディングの基本的な選び方について書かせていただきます。
バインディングを選ぶ際は
【自分のブーツサイズが使用できるのか】
【バインディングのフレックス】
の要素が重要になってきます。
まず【自分のブーツが使用できるのか】というところですが、
各メーカーバインディングのサイズがS,M,Lなどと区切られており
各サイズごとに適合するブーツサイズが定められています。
例えばこちらのNITROのバインディングはMサイズですが、適合サイズは【25-28.5cm】となっています。
こちらはBURTONのMサイズのバインディング。適合サイズは【26-29cm】
このようにおなじMサイズでもメーカーやモデルにより適合サイズが異なるため、
自分の使用するブーツサイズをよく確認してから選ぶ必要があります。
ブーツメーカーとバインディングメーカーの相性については同メーカーの物だと設計的にジャストではまる場合が
多いですが、昨今のメーカー物のブーツだとサイズが適合していれば問題なくはまるものがほとんどになっています。
1点注意が必要だとすれば端サイズのブーツを使用している場合で、
他のブランドのバインディングを使用するときは場合サイズレンジに余裕のあるバインディングをお選び頂くのが確実です。
--ブーツサイズからバインディングを探す--
次に【バインディングのフレックス】についてです。
バインディングは足を固定するだけでなく、足の動きをどの程度伝達するのかが機種によって異なってきます。
メーカーごとに表記が異なりますが、多くのメーカーがバインディングのフレックスをカタログに記載しています。
フレックスが高いほど、硬いバインディングと言われ、足の動きがダイレクトに伝わります。
板を機敏に動かしたりハイスピード下でもしっかり力を伝えることができますが、操作がよりシビアになります。
フレックスの低いバインディングは柔らかいバインディングと言われ、動きに対して少し遊びがあります。
粘りがある分様々なポジションを取りやすくなりますが、遊びがある分不安定感を感じる場合があります。
そして実際にバインディングを選ぶ際はご使用の"ボードのフレックス"を元に選ぶのがオススメとなります。
例えばボードのフレックスが硬い場合、ターンし始めるのにより強い力が必要になるため、
力の伝達が強い硬めのバインディングを使うのがおすすめといったような形になります。
参考画像はフレックスの表記が10段階になっていますが、これはメーカーにより異なるので
「そのメーカーの中で 硬いのか、やわらかいのか、中くらいなのか」
ぐらいのざっくりした感じで切り分けると、探しやすいです。
おすすめとしては上に書いたような選び方にはなりますが、
実際のところ極端にズレた組合せをしない限りは使用上はそれほど気にはならないのもまた事実なので、
他の機能やデザインも含めて気に入るものをお選びいただければと思います。
--バインディングの多彩な機能についてはこちらの記事をご覧ください--
バインディングの性能や機能からボードとお客様にとって
ベストマッチなバインディング選びが出来れば幸いです。
最終更新:2019/06/10 20:36