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2013/04/25 13:48
近年フリースキーには写真のようにメーカー推奨の取付位置が複数あるものがあります。
例えば、この板では0を基準に1cm刻みでマークがついていて+5cmまで用意されています。
「どこの位置につけるとどうなの?」って感じですよね。
そこで、取付位置と特徴について話します。
・0~+1の位置で取付した場合。(板の長さの中心より5~6cm後ろ)
0の位置にはREFERENCEと書かれているように、メーカー推奨のセンター位置になります。ここは板のサイドカーブを基準に算出された位置になりますので、前向きで滑った時に一番自然にターンができる位置です。ノーズが長くなるので板の浮力も出ます。
しかし、板の長さの中心より後ろにポジションがあるため、前後のウェイトのバランスが少し偏るのと、ノーズが長くなりテールが短くなるので、スイッチ(後ろ向き)の滑りやパークでトリックなどをやりたい場合には滑りづらいと感じることもあるかもしれません。
フリーランをメインで使用したい人向きの位置になります。
・+2~+3の位置で取付した場合。(板の長さの中心より3~4cm後ろ)
REFERENCEから2~3cmトップ側に寄った位置です。
良くも悪くも平均的な位置です。滑りやすさを残しつつ、0~+1に比べるとスイッチやトリックも比較的やりやすい位置になっています。
フリーランを中心にパークでも遊びたい人向きの位置になります。
・+4~+5の位置で取付した場合。(板の長さの中心より1~2cm後ろ)
REFERENCEから4~5cmトップ側に寄った位置です。
この位置に取付した場合、重心がより板の中心に近づき板のスイングが軽くなりスピンなどのトリックがしやすくなります。また、スイッチの際も前向きに近い感覚で滑ることが可能です。
しかし、フリーランのときに若干テールが長く感じたり、パウダー等では浮力が弱く詰まりやすくなってしまうデメリットもあります。
パークやグラトリなど遊びやすさを重視したい人向きの位置になります。
ざっくりいうとこんな感じになりますが、メーカーや板によってセンターのマークが1つしかなかったり、ノーズロッカー(ノーズのキックが長い)やリアルツイン(トップとテールが同じサイドカット)など板のシェイプによっても特徴が変わってくることがあるのが悩ましいところです。しいて言うなら選ぶ基準は『板の中心から何cm下げるか』というところです(まったく後ろに下げないドセンターという位置もありますが、テールが長くなりすぎるため最近ではあまり使用している人がいない印象です)。
そこで、当店の通販では取付位置が多数考えられる板については板の中心からメーカー推奨センターまでの距離を記載してありますので参考にしてみてください。
また、気になることがあればいつでもご相談ください。
最終更新:2013/04/25 17:09