Carhartt(カーハート)とは
1889年にハミルトン・カーハート(Hamilton Carhartt)が、
アメリカのミシガン州デトロイトにて設立したワークウェアブランド。
元々は卸売業中心の会社でしたが、製造業が増えた背景により、
労働者に向けたワークウェアを製造することを決意。
わずか4台のミシンと5名の従業員から製造をスタート。
現在でもカーハートを代表するアイテム
【オーバーオール】を誕生させる事となります。
しかし、当時は耐久性は優れていたものの、あまり売れませんでした。
実際に使う労働者達の声を聞き、改良を重ねていきました。
耐久性に加え、機能性にも優れたオーバーオールは次第に労働者に受け入れられていき、
労働組合からも認められ、大ヒットを果たします。
オーバーオールのみならず、
労働者の仕事をウェアという観点から支え続けたカーハートのアイテム達は、
現在ではストリートファッションには欠かせない存在となっています。
近年では様々なブランドとのコラボレーションにより、更に人気が高まっています。
ロングハイズでも大人気のブランドです。
これから初めて着る方も、着慣れている方も
知っておきたい老舗ブランドのタグの事を少しご紹介。
1930~1940年代
ハートタグ(単色)
カーハートを語る上では欠かせないハートタグ。
貴重な初期の物は白地に赤文字の単色仕様。
一目で分かるスぺシャルヴィンテージの証。
1940年代~1960年代前半
ハートタグ(2色)
この頃には、赤文字と青文字の2色仕様のタグに。
2色タグには年代によっていくつか種類があるが、
この配色に心躍る方も多いはず。
1966年~1980年代前半
Cロゴタグ(プリント)
ギリシャ神話に登場するヤギの角
『コーヌコピア(豊穣の角)』がモチーフのロゴ。
現在使用されているタグに近いデザインだが、
この頃はプリントロゴが使用される。
1980年代後半~
Cロゴタグ(刺繡)
現在でも使用されるデザイン。
この頃からロゴがプリントから刺繍仕様に変更。
タグの素材がコットンからナイロンに変更されたのも特徴。