魔が刺すとはこういうことなんでしょうな。昨夜デリバリーのアプリを眺めていても全く食べたいものが見つからなかったのです。
一番嫌いな物でも頼んでみるか。
なぜそう思ったかは多分4本目の缶ビールのせい。
インド料理に絞り込み今一度アプリを眺めると良く通っていたカオサンロードにあるインド料理屋「テイスト・オブ・インディア」が目に入りました。ボク的にはインドで食べるより美味しいインド料理を出す店でお気に入りです。
場所はカオサンですが2階にあり見つけ辛く美味しいのに店内は静かで落ち着いているのもポイント高し!入り口は細長いバーの奥にあるので中々見つかりません。こちらです。
ノンベジのミニカレーセット。それにタンドリーチキンのハーフで計419バーツ1,400円。豪華過ぎる晩餐です。タイバーツにゼロをひとつ足すぐらいで日本円の感覚になるので4,000円を超えるインド料理のイメージです。
震える指先で注文を完了し目の前にスマホを置いて正座して待つこと15分。店がすぐそこだから早いの。
配達員からずっしりと重たいビニール袋を受け取りエレベーターに乗っただけで強烈なインドが匂い立ちやかましいオートリキシャのクラクションや捲し立てる早口のヒンディー語が聞こえてくる様な幻覚を覚えました。
後悔はしたもののいそいそとテーブルに並べてみると一見豪華ですが隣にインド人が座っている様でちょっとイヤです。ため息しか出ません。インドカレーの匂いなんて何年ぶりだろう?
大嫌いなインドカレーです。既にこの時点でウンザリだったのですがタンドリーチキンを一口頬張りビールで流し込むと身体の中でマハラジャが踊り出しました。
美味し!泣けるほど美味し!!
タンドールで焼かれた鶏肉は脂っぽさが消えてジューシー。意外と油を使うタイ料理で胃がもたれ気味のボクにはとてつもないご馳走です。
ナンを千切りカレーをディップし頬張るとまたしても白い馬に乗ったマハラジャが走り回ります。
ブラボー!そう呟き天を仰がずにはいられませんでした。
タイ料理は唐辛子の辛さ。それに脂っこいものが多いですがインド料理は複雑に絡まりあったスパイスの辛さと何よりも脂っこくありません。盲点でした。悔い改めます。
ご丁寧に食後のファンネル。ヒンディー語ではソーンフも小袋に入れて付いて来ました。インド料理屋のレジ横に皿に盛ってご自由にどうぞ的に置いてあるアレです。
消化の促進と口の中の清涼感を得るためのものでインド料理の後は欠かせません。これ「インドの草です」ってこのままメルカリに出品してみたい。二万円ぐらいで売れるんじゃなかろか?
今夜はサモサとケバブで一杯やろうかなぁ。インド料理美味いです。ヤバいぐらいデリシャス。多分今だけ(´・_・`)