ガネーシャルームシューズが出来るまで Vol.1

当店のルームシューズはオールハンドメイドで気が遠くなるような工程を経て海を渡り遥々日本にやって来たルームシューズです。スタートは羊毛の原産国であるニュージーランド。そこから船に揺られ先ずはインドの港へ。



ネパールは海のない国なので次はトラックに積まれインドの港から陸路でネパールの首都カトマンドゥを目指します。ぎっしりとカートンに詰まった原料の羊毛を確認するところからボクらの仕事がスタートします。それでは長い長い旅をしてお届けするガネーシャルームシューズの物語。どうぞ最後までお付き合い下さいませ。



ニュージーランドで刈り取られた羊毛は洗浄後ぎっしりと圧縮された後コンテナで船に揺られインドの港に。そして陸路でネパールへと運ばれます。

左がフェルト工場のボス「ラムジーさん」右がバイヤー「すがっち」

二人が手をかけているのが圧縮された羊毛のカートンです。



パッキングを解かれた羊毛は圧縮された毛の塊。先ずは彼女達の手によって少しずつ解され圧縮される前のフワフワの状態に戻されます。

建屋の中は暑く細かい羊毛が舞い上がり中々にしんどい環境。それでも「あなた達の働きでルームシューズが出来上がることを日本の皆んなに伝えたいんです」と告げるとニッコリと微笑んでくれました。



フワフワの状態に戻された羊毛は均等に薄く平らに伸ばしながら丁度綿飴を巻くようなイメージでやっとルームシューズの原料となるロールが出来上がります。手作業だから羊毛以外の物が混じり込む隙はありません。本物のウール100パーセントなのです。

バイヤーすがっちが手にしている白い塊が薄くロール状に巻かれた羊毛です。次は染色の工場へと運ばれます。



染色をする釜にぎっしりと詰め込まれた羊毛。ネパールは海がないことから油も高ければ停電も毎日のようにおこります。

なのでスチーム釜も石油や電気を使わずお米を刈り取った後のモミガラを燃やし蒸気を起こして染め上げます。エコですねー!ここまで製作工程の半分も来ていません。まだまだガネーシャルームシューズ作りは始まったばかり。



蒸気で熱を加えながら染め上がるまで約4時間。どれどれ仕上がり具合は?色乗りを確認するボクとすがっち。OK!いい色です!!

やっとルームシューズの原料となるウールが染め上がりました。職人のオバちゃん達が待つラムジーさんの工場はここから車で30分程。いよいよルームシューズの製作開始です。


>>Vol.2へ続く


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