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2015/08/21 18:51
木材にはすべてに個性があり、
例えば杉ならば目の大きい節目があり
桐なら真っ直ぐと筋が入ったような木目となります。
ウォールナットは白太と呼ばれる濃淡があり
ブナには細かい筋が入ったような木目があり、
チェリーにはカスリという木目の特徴が存在します。
またメープルはバーズアイと呼ばれる節が、木材の価値を上げます。
オーク(楢)にも特徴があって、虎斑はオークの最大の特徴といわれています。
オーク材(楢)の木目の特徴の一つである虎斑(虎腑 トラフ)
虎の模様のような筋が入った木目の一つです。
これはオーク材であれば約5~20%含まれている独特の模様となっています。
海外ではこの木目を個性ある模様として珍重されて、あえて前面に出したデザインとしております。
木材は100年近い年月をかけて育った原木から材料を切り出しており
人間でいう表情のように各木材には個性がありますので、決して同じものは存在しません。
力強い印象のモノもあれば柔らかい印象のモノもございます。
また人によっては全く逆の捉え方をするモノもございます。
木目に関しては、
日本では真っすぐの木目で木目の少ない、まっさらな無垢な方が価値が高いとされていますが
海外では真っすぐな木目より個性が出ている、唯一無二の活き活きとした木目の方が価値が高いとされています
逆に虎斑と呼ばれる木目は木材の希少部位に相当するので
マグロでいうと、トロのような場所であり濃淡や節や
表情豊かな虎斑(トラフ)と呼ばれる部位は本来は貴重とされています。
このように各個人で木目の捉え方が異なりますので平均を取って
木目に関しては一つの個性として全体のバランスを整えて製造しております。
明らかに節が乱立しているようなモノは耐久度に影響はしませんが基本は使用せず、
木目が乱れているモノは、なるべく裏面などに使うようにして貴重な地球資源を有効活用しております
面積が広いテーブルや無垢材を多く使った家具などは木材の個性が出やすいです。
初めはその個性に驚かれることもありますが、個性を理解すると
次第に慣れてくるかと思いますので、ご理解のほど宜しくお願いします。
■ナチュラルマークの一例
【トラフ】
【節】
【濃淡】
【トラフ一例】
最終更新:2020/10/10 14:52