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2015/02/26 17:34
寝具の中で高級グレードになると良く出てくる単語が羽毛と羊毛。
総じて多いのが羽毛布団と羊毛敷きパッド
では逆があるのかと言うと、ほとんど無いに等しい。
なぜか??
それは羽毛は保温性が高いが透湿性がないので敷布団にはむかないのである。
羊毛・シルク・ポリエステル・コットン・羽毛の透湿性実験を行ったところ
ポリエステルより透湿性が悪いという結果がでました。
では羊毛はというと、保温性はそこそこだが透湿性が抜群でした。
その結果から分かるように、汗は重力によって下に落ちるわけだから
敷布団には寝汗がたっぷり含まれるわけです。その水分を受け止めるには羽毛では無理なのです。
そこで一番良く受け止めるには羊毛が一番だったわけです。
では羽毛はというと保温性が高いので掛け布団に多く使われるわけです。
ちなみに敷布団やベッドパッドに多いウールとコットンを比べた場合
どちらが透湿性が高いかというとウールの方が約10%コットンより透湿性が高いという結果でした。
保温力はというとこちらは約20%の保温力の差がありました。
コットンとウールでしたらウールの方が間違いなく素材としては優秀となります。
しかしコストに関してはコットンの方が20%安いです。
安さを取るか快適さを取るか、どちらがいいのかは貴方が考えることです。
最終更新:2015/02/26 17:34