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2014/12/09 17:50
日本で革と言えばやっぱり姫路
と言うわけで皮革生産工場に見学に行きました。
革を扱い、革を売るには革を知ることが大切です。
なぜメンテンナスが必要なのか、その意味を深く知ることができました。
人間の皮も、革も同じなんだと・・
まず初め見たのは原皮と呼ばれる皮
牛の形をしております。
このままでは腐ってしまうので加工することで皮から革になります。
毛を取って脂肪を取って綺麗な部分を加工していきます
今回見学したのはコンビネーションなめしとクロムなめし。
ウェットブルー・ホワイトなど用途に合わせた加工を行います。
まだブヨブヨの状態です
加工が終わると厚みの調整や塗装・乾燥を行います。
革をほぐしたり、プレス機で柔らかくしたり、再度塗装をするなどして
”革”が完成します
この時点でみんなが思う硬さになっています
合成皮革は工業製品なのでビニールと一緒でノーメンテでもいいのですが
革製品というのは自然から頂いたもの。
人間の肌もお手入れをしないとシミが出来るのと一緒で
そのままであれば劣化していくものです。
本革にキズがあると言うのは当たり前のことなのです。
革が変色する、汚れるというのは普通のことなのです。
牛が生きてきた証拠であり本物の革というのは木の杢目と一緒で
すべて違うものであって、それが自然でそれを大切に使うこと、
革を知ることができた貴重な体験でありました。
最終更新:2014/12/09 17:50