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2013/02/26 19:08
椅子のすわり心地を決めるものは・・張り地だという人もいますがクッション材も大切な部分です。
ベタ底(クッション材がないタイプ)でない限りクッションの種類がいろいろ書いてあるけど
何なのか一言では分かりにくいですよね?そこで解説をしたいと思います。
まず基本構造は大体の椅子で同じです。
まず一番上から張り地。これは革か布のどちらか。詳しくは張り地の種類をご参考にしてください
張り地の下にコットン・パームロック・馬毛・ファイバー・羽毛や羊毛などの第1次クッション材
これはファーストタッチを決める大事な要素だが、無い物もある
その下にウレタンフォームやラバーフォームなどの第2次クッション材
ソフト感を生み出すためには欠かせないクッション材
一番下に衝撃吸収材と呼ばれるSバネ・コイルスプリング・ウェービングベルト・合板が存在する
合板では衝撃は吸収できないが硬く仕上げることができる
ウェービングベルトは自然なクッション性を作り出して負荷の少ない座り心地を作れる
コイルスプリングは吸収する負荷が最も高いが構造的に座面が厚くなってしまう
その点Sバネは薄く設計することができて、耐久度を上げてクッション性を上げている。
それ以外に椅子の構造で出てくる名称をご説明しましょう
・ヘッシャンクロス
スプリングとウレタンの間にある薄いクロス。お互いの干渉を防ぎます
・ヘンカル、プリマフレックス、バイタフラム、ダイメトロール
すべて衝撃吸収材の名称です
・金巾(かなきん)
充填物を覆ったり、ヌード張りや底張りにもちいる木綿布
最終更新:2016/07/20 10:06