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2013/02/14 19:01
みなさんがお使いのテーブルの天板(甲板)はどんな感じですか?
一般の方が見分けられるのは一枚板のタイプと無垢タイプぐらいしか分からないかと思います。
色々種類があって特徴がありますので説明しましょう。
1.一枚タイプ
見たら分かりますが大きな木材を輪切りにしてそのまま加工したタイプ
節などがそのまま活かされているのでとてもナチュラル感が一杯です
ただし重くて、値段が高くて、大きくて使い勝手が悪いです。
2.ソリッド
無垢の単材を並列にはぎ合わせたものです。
一般的に無垢の天板といえば大体このタイプ
3.ランバーコア構造
単材が綺麗なものであればそのままソリッドとして使えますが
色も違えば木目や節など綺麗でない木材もたくさんあります
強度的には問題ないのですが見た目が悪いものを心材と使用して
その上から合板を張り合わせる方法です。
ダイニングテーブルの天板が突板となっているのはこのタイプが多いです。
4.フラッシュ構造
心材を格子状に組みその両端を合板で貼り付ける方法
食器棚や本棚やテレビ台などの側面などに使われることが多いです。
格子の隙間が空洞になっているので強い力が掛かると穴があいてしまうこともあります
5.ペーパーコア構造
心材を強化紙・発砲スチロール・ハニカムコアなどで支え、合板で挟み込む。隙間を少なくして全体に強度を持たした構造です。
なんと言っても木材の使用を抑えているので全体的に軽くなり強度も保てるので
移動の多い旅館の座卓や会議の折りたたみテーブル・移動棚などに多く多用されています。
6.積層合板構造
積層合板をそのまま天板として使用したタイプ。
ベニヤ板を想像していただければいいかと思います。
横から見たら一発で見破られてしまうので大体が側面を突板などで装飾しています。
積層合板は強度はもちろん、コストを抑えられるので家具の裏面などにも使われています
7.パーティクルボード構造(ベタ芯構造)
パーティクルボードを心材として使って合板で挟み込んだ構造。MDFを使うことも多い
コストが抑えられるのと資源の有効活用が魅力です。また強度がかなり高くなります
ローボードや小箱に多く使われています。
個人的には接着剤などを大量に使うため身体に完全に悪いわけではないが多少の影響もあるだろう
最終更新:2013/02/14 19:01