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2012/09/29 18:42
家具の見えない部分とは・・
例えばテーブルの裏側
例えばたんすの裏側
例えば椅子の裏側
例えばベッドの裏側
一般の方は年に何回見るのでしょうか?
まずほとんどの方は年に一回見ればいい方でしょう
家具屋は年に何十回も裏側を見ます。(見ないと組めないからです)
見せることを前提としているモノ、例えばソファなどは裏面を必ず壁面につけるとは限らないので
裏面もしっかり綺麗に作ることが多いです。
しかしテーブル裏やベッド裏などは、たとえ少しキズや仕上げが悪くても
ほとんどは見ることがないので、仕上げが甘いことがあります。
機能的に問題がある場合は論外ですが、見た目の問題の場合は検査をパスすることがございます。
しかしユーザーの中には見えない裏面も綺麗であるべきだとの声もあります。
海外の方はほとんどが気にならない方が多いのですが
日本人は純白無垢を好むので、小さなキズがあることが悪とされてきました。
これは難しい問題ではあります。木材の3~4割は強度的に問題ないが
色が悪かったり、傷があったりして表面で使えない木材です。
その木材を見えない部分に使うことで貴重な木材を有効に活用しています。
とってもエコな事なのですが、裏面にも綺麗な木材を使うことをすると
当然価格が倍掛かります。使用する木材も倍掛かります。
どこまでユーザーが納得できるかが、最大のポイントではないでしょうか?
最終更新:2013/05/24 18:09