Recipe No,207  フランス伝統のお菓子 カヌレ・ド・ボルドー



フランス伝統のとても美味しいカヌレを本格的な銅のカヌレ型で作りました

難易度 ★★★★☆ 所要時間:約2時間
■使用する型
銅 カヌレ型 大
熱伝導にすぐれ、均一な加熱により良い焼き色がつきやすい銅カヌレ型です

■材料 銅カヌレ型 大  10個分
・牛乳 420g
・バニラビーンズ 1/2さや
・無塩バター 20g
・薄力粉 80g
・コーンスターチ 20g
・グラニュー糖 200g
・卵 1個
・卵黄 2個分
・ラム酒 30g


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下準備 [型]
・型にマヨネーズ状にやわらかく練ったバター(分量外)を刷毛でていねいに塗る。

[材料その他]
・焼成前にオーブンを220℃に予熱する。
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生地作り    
鍋に牛乳を入れ、バニラビーンズの中身とさやを入れて火にかける。
沸騰直前まであたためたら、適当な大きさに切ったバターを加えて火を止め、余熱で溶かす。
ボールに薄力粉とコーンスターチを合わせてふるい入れる。
グラニュー糖を加え、泡だて器でよく混ぜ合わせる。
卵と卵黄を溶き、中央をくぼませたに流し入れる。
泡だて器で中心から混ぜ、粉気がなくなれば混ぜ止める。
を2回に分けて加えながら泡だて器で混ぜ、最後にラム酒を加え混ぜる。
ラップをかけて冷蔵庫に入れ、12時間〜2日間、しっかり生地を寝かせる。



焼成 ラッピング例
生地を冷蔵庫から出し。1時間程度室温に置いて生地を常温に戻す。
濃し器で濃し、下準備をした型の8分目程まで流し入れる。
(生地の入れ過ぎに注意)
220℃のオーブンに入れ、210℃前後で約60分焼く。
型から外し、濃い焦げ茶色に焼けていればケーキクーラーの上で冷ます。色が薄ければ型に戻してさらに焼く。
PCカラー4号のタルト箱を使用すると、9個がぴったり入れられます。
色はココアがカヌレにぴったりで高級感が出ると思います。
 



【蜜蝋を使用する場合の下準備】

     
150℃に予熱したオーブンに型を入れ、約10分あたためる。  この時、型のひとつに蜜蝋を入れておき、溶かす。型は庫内で保温しておき必要な分ずつ取り出して作業する。
軍手をはめた手で蜜蝋の入った型を傾け、内側にまんべんなく蜜蝋が付くように型を回す。
蜜蝋が熱いうちにすばやく別の型に蜜蝋を注ぎ、空にした型は伏せて網の上に置いて余分な蜜蝋を切る。
と同様に全ての型の内側に蜜蝋を塗り、固まるまで数分置く。
(作業中に蜜蝋が冷えてきたら再度オーブンあたためて溶かす)
型の縁や底の突起部分には蜜蝋が厚く付着しやすいので、楊枝などで取り除くとよい。
内側にごく薄く蜜蝋の膜がはっていれば完了。


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このレシピで使用した道具・ラッピング用品
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レシピ担当【栗原】より
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【型のポイント】

熱伝導率の高い銅の型で焼くと、カヌレ独特のバリっとした香ばしい食感が味わえます。
少しコツはいりますが、感動の美味しさに出会えます。

PCカラー4号のタルト箱を使用すると、9個がぴったり入れられます。
色はココアがカヌレにぴったりで高級感が出ると思います。



【レシピのポイント】

黒く見える程の艶やかな濃い焼き色が全体につき、中身にしっかり気泡が入れば大成功です♪
バニラとラム酒が香るモチモチとした中身と、外側の固い食感との対比が楽しめます。
【アドバイス】

オーブンの温度は、設定温度と実際の庫内温度にズレがある場合があるので注意して下さい。
庫内温度が低いと、生地の飛び出し等の原因になり、高いと焦げて炭のようになってしまいます。

また、型に生地を流し入れる際は入れすぎに注意します。
焼成中、膨らんだ生地が型の縁にひっかかってしまい、底に焼き色が付きにくい原因になることがあります。
もし、底に焼き色がついていない場合は、型に入れ直して焼成を追加することで改善できる場合があります。

型の下準備には蜜蝋を使うとより本格的な味わいが楽しめます。
製菓材料店で入手することができますが、垂らしてしまうと処理が大変なので、作業する時は紙を敷くなどして注意して下さい。
 

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