キリムとは、トルコ語で平織りをいいます。もともとは遊牧民がテントの中に敷いたり装飾したりする為のもので、 パイル織りの絨毯と比べ平織りのキリムは移動する彼らにとってコンパクトにたため、運搬に最適な生活必需品でした。敷物以外にも穀物を入れる袋(チュワル)や、ロバや馬の背に乗せて使う運搬用のバッグ(ヘイベ)や、 ゆりかごまでもキリムで作っていました。 キリムの歴史は古く、紀元前6世紀頃と言われています。 キリムは遊牧民にとって実用品でありましたが、富の象徴でもあり貴重な財産のひとつでした。 その昔は、婚礼の際の持参金代わりにもなっていたそうです。女の子はまだ指の細い10歳頃から母親に機織りを習い始めるそうです。特にきちんとした図案などはありませんが、母から娘へと長い間受け継がれてきています。
キリムの種類
ニューキリム
現在、商業用おもに輸出用に作られているキリムです。お値段もお手頃で、いまの生活スタイルに合わせたちょうどいいサイズが見つかりやすいのも魅力です。
オールドキリム
約30年から100年前までに作られたキリムで、殆どが家庭用としておられているためUSEDですが、中には未使用状態の物もあります。
アンティークキリム
約30年から100年前までに作られたキリムで、殆どが家庭用としておられているためUSEDですが、中には未使用状態の物もあります。
キリムに見られる幾何学的なモチーフには、それぞれ意味があります。 偶然崇拝を好まないイスラムの教えからか、身近にある物や生き物、自然をモチーフにし、幸福や豊穣の願いをキリムに織込んでいます。
キリムのメンテナンス
キリムを使ったインテリア
No.6345 110×56cm 48,600円(税込)
グリーンとの相性がいいんラグ
1960年ごろにトルコ・アナトリアで作られたオールドキリム。やや小さめサイズですが、はっきりとした色柄でさっと敷くだけで、お部屋にアクセントをつけることができます。グリーンとの相性もいいので、観葉植物やサボテンと一緒に見せるのもおすすめです。
No.6244 86×57cm 完売いたしました
玄関にちょうどいいサイズ
30年~100年前にトルコ・アナトリアで作られたオールドキリム。86×57cmと小さなラグなので、玄関にもピッタリです。状態もとても良く、長年かけて自分の味を出していくのが楽しみなラグです。きれいな柄の配置です。
No.6295 275×63cm 151,200円(税込)
キッチンに長めのキリムを敷いて
1960年頃にトルコ バルーチで作られたオールドキリム。 厚くてガッチリとした織りで、濃色が多く頑丈なので床敷に適しています。細長くランナーと呼ばれてますので、廊下もしくは大きなテーブルのランナーなどとしてお使いいただけます。また、タペストリーとしても最適です。 落ち着いた色合いと細かな柄で、一枚さっと敷くだけで空間がしまるようなキリムです。
No.5114 169×100cm 102,600円(税込)
リビングでも子供部屋でも
1940年頃にトルコ マラティヤで作られたオールドキリム。オールドやアンティークのキリムの名品が作られた産地でもあります。 マラティヤは綺麗な織りで渋めの色が多く、和のインテリアにも合うキリムです。 セッチャーデと呼ばれるサイズで、とても人気のあるサイズです。 リビング、ダイニングに、子供部屋にも。お部屋のイメージチェンジなどにも最適です。
No.5833 140×70cm 完売いたしました
薄いので出したり仕舞ったりも楽々
1960年ごろにトルコ・シャルキョイで作られた薄手のオールドキリム。トルコキリムの産地は殆どアジアサイドにありますが、珍しくシャルキョイはヨーロッパサイドにあります。 そのせいか色柄がヨーロピアンな物が多いのが特徴。 細い糸を使っており、裏表リバーシブルでどちらも使える様な織りになっています。 チェイレクと呼ばれる比較的小さなサイズで、シンプルなデザインとブラウン系のカラーがどんなお部屋にも馴染みます。
No.6330 90×51cm 完売いたしました
床に敷くだけでなく、棚上でも
30年~100年前にトルコ・中央アナトリアで作られたオールドキリム。トルコ語でヤストクと呼ばれ、元々は袋状やピローとして使われていたようです。なので、表だけ日に当たり裏面と色が少し異なります。小さめサイズなので玄関マットにもピッタリなのですが、棚上にランナーっぽく敷いて、自分の好きなアイテムを並べて楽しむのもおすすめです。褪せた色がとても魅力的なキリムです。