【もうすぐ、あきいろ作家市】 aya ogawaさんの小さな小さなフラワーベース

【もうすぐ、あきいろ作家市】 aya ogawaさんの小さな小さなフラワーベース

子どもたちが摘んできたシロツメクサを生けたり。
裏庭で育ったハーブを摘んでキッチンに置いたり。
「お疲れさま」と自分で自分に選んだお花をぽつんと一輪生けてみたり。

aya ogawa(あや おがわ)さんが作る小さな小さなフラワーベースには、ほっこりと幸せな、小さな物語が良く似合います。


9月21日(木)と29日(金)と2週間に分けて公開される、アンジェの「あきいろ作家市」。
全国各地から総勢10名もの作家さんたちにご参加いただくこのイベントから、今日はaya ogawaさんについてご紹介しますね。



■ aya ogawaさんの、小さな小さなフラワーベースたち


【もうすぐ、あきいろ作家市】 aya ogawaさんの小さな小さなフラワーベース


オフィスに届いたaya ogawaさんからの小さな小包。
「生けて愉しんでくださいね」とサンプルのうつわたちと一緒にひょっこりと現れた紅花などの可愛らしいドライフラワーたちに、思わず顔がほころんでしまったのを覚えています。

aya ogawaさんは、大阪を拠点にして小さな小さなフラワーベースを中心に制作される作家さん。

aya ogawaさん
「小さな花器を作り始めたのは、小さな子どもがいる友人に小さなフラワーベースを作ってプレゼントしてあげたのがきっかけだったんです。
小さな子どもはよく葉っぱや野花を摘んで持ち帰ってくることがあるでしょう?そういう子どもたちにとって大事なものを、とりあえずのものじゃない何かにきちんと生けられたらいいなと思って。」


インスタグラムで知ったデンマークの陶芸家さんが行う現地でのワークショップに参加したりしながら、独自でブレンドした土と釉薬とのかけ合わせを楽しんで作陶されているaya ogawaさん。暮らしの中の遊び心が丸ごと形になったような、aya ogawaさんの小さな小さなフラワーベースです。


【もうすぐ、あきいろ作家市】 aya ogawaさんの小さな小さなフラワーベース
ロクロが好きというaya ogawaさん。そのフラワーベースたちもひとつひとつ、その小さな手でロクロを回して作られています。

【もうすぐ、あきいろ作家市】 aya ogawaさんの小さな小さなフラワーベース
ロクロで成形した後に、こうして彫りを施していくしずく縞型。aya ogawaさんの手仕事がひとつひとつ形になっていく瞬間です。

【もうすぐ、あきいろ作家市】 aya ogawaさんの小さな小さなフラワーベース
いくつも並ぶ小さなフラワーベースたち。ひとつひとつに個性が宿ります。


ある程度の大きさのフラワーベースになるとどう生けていいか分からないという方にも、きっと気軽に生けていただけるaya ogawaさんのフラワーベース。
aya ogawaさんのインスタグラムには、ご自身でも小さなフラワーベースたちに葉っぱやお花を生けて楽しんでいる様子が散りばめられています。

aya ogawaさん

「こうして自分で作って並べて思うのは、いろんなものがあっていいということ。
ひとつひとつにいろんな表現や個性があって、集まればなんだかまとまったひとつの形のようになる。まるでお友達同士のようなものですよね。
いくつも並べたり、3つ並べて1つだけにお花を生けたり、フラワーベースはバラバラのものだけどお花は同じものを生けて統一したり・・・と上手に生けるテクニックはいろいろあるけれど、その時手に入るお花や葉っぱで思い思いに楽しんでいただけたら嬉しいです。」



【もうすぐ、あきいろ作家市】 aya ogawaさんの小さな小さなフラワーベース
実はプライベートでPOPUPSHOPにもお越しいただいたaya ogawaさん。茶目っ気があって朗らかで。フラワーベースたちから受け取る印象そのままの方でした。


【もうすぐ、あきいろ作家市】 aya ogawaさんの小さな小さなフラワーベース
aya ogawaさんのインスタグラムには上手に生けるためのTipsがいっぱい!こちらはいろんな個性あるフラワーベースたちに、ピンクのトルコキキョウを生けている様子。簡単なテクニックで空間がドラマティックに仕上がります。



手のひらにおさまるaya ogawaさんの小さな小さなフラワーベースたちは、ちょっとした瞬間、ちょっとした場所に、小さな幸せをもたらしてくれる存在。

暮らしの中に幸せの風景が増えますようにと、小さな願いが込められたフラワーベースです。



= 写真・aya ogawaさんご提供・宮城 文・宮城 =
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