ROUND ONOMICHI

いい旅は、帰ってからも楽しめる。

瀬戸内のほぼ中央、広島県の東南部に位置する尾道市。海を望む階段や坂道、路地越しに見える尾道水道、点在する寺院など、歴史を凝縮した景観が魅力です。緑豊かな山側と、自然の良港に恵まれたこの町は、志賀直哉や林芙美子などの文豪達にも愛されてきました。また、大林監督作品の映画などで有名ですが、映画の舞台としてもよく登場する町です。尾道から四国へ続く「しまなみ海道」ができてからは、島を渡るサイクリスト達の拠点にもなっています。こんな魅力あふれる尾道にはたくさんの旅人が訪れます。そして、旅の醍醐味といえばお土産。旅先で出会って持ち帰ったものは、見るたびに旅の事や出会った人々の事を思い出させてくれます。旅のおすそ分けとして、家族やお友達へ選ぶお土産も楽しいものですよね。
after-endはこの町を拠点に、尾道の魅力をお届けしたいと思っています。そして、この町にある、たくさんの魅力的な人やお店をROUND ONOMICHIを通してご紹介していきます。いつか尾道に来る人のためのガイドとして、今尾道に来ている人が楽しく尾道を旅できる羅針盤となりますように。

今回の特集の舞台は前回と同じく、尾道市・向島。本州から、尾道水道を隔てた位置にある島で、文字通り尾道の向かい側に位置します。日本遺産としても知られ、温暖な気候で柑橘類の栽培や漁業が盛んな島です。
美しい自然で知られるしまなみ海道の中でも人気が高いのが向島。尾道からは渡し船で約5分で着く島で、多くのサイクリング客も訪れます。海と果物とレトロな雰囲気から、観光地としても有名です。朝ドラ『てっぱん』や映画『男たちの大和』のロケ地にもなりました。また、瀬戸内海の中でも有名な花の島なので美しい花が見られる所も多いです。

そんな向島の北側、尾道大橋から降りて5分ほどの場所にある《珈琲豆 ましろ》。
店主の須山さんは、サラリーマンから転身し、向島でコーヒー豆とテイクアウトコーヒーのお店をされています。
『お客様がお客様の大切な人達を笑顔に出来る仕組みをつくる』を理念として、お客様にとっての「至福の一杯」を探すお手伝いをされています。
ちなみに店名の「ましろ」というのは、“真っ白な心を忘れずに”という思いが込められているそう。
いつも全身でコーヒーと人との心地よい関係を考え抜いていらっしゃいます。

ちょうど4ヶ月くらい前に、after-endのオリジナルブレンドを作っていただいた時もお世話になった須山さん。(after-endオリジナルブレンドはこちら>>>)

猛暑なので、やっぱりコーヒーはアイスで飲みたいな・・・
氷を入れるとどうしても薄くなるし、美味しく淹れる分量や温度がイマイチわからないな・・・

(カタチから入る店長宮地は)やるからにはドリッパーで本格的にかっこよく!

という(店長宮地の要望多目の)お悩みのため、今回もお世話になり、美味しいコーヒーの淹れ方を伝授していただくこととなりました。

これからの季節にぴったりな「アイスコーヒー」。
コーヒーの風味とミルクの優しい味を堪能する「アイスカフェオレ」。
甘さと苦みのバランスが絶妙な「アフォガート」。
あとはおまけとして、基本の「ホットコーヒー」。
こちらの4種類を、after-endオンラインで取り扱っている道具を使って入れていただきました。

おうちで美味しい冷んやりアイスコーヒー

この時期にぴったりのアイスコーヒーを淹れていただきました。ブラックでスッキリと美味しく飲めるレシピです。ペーパードリップです。

コーヒーを入れるのに使っているスプーンは、eN product の coffee measure spoon(計量スプーン)
独特の形で、平らな所にそのまま置けるのが特徴です。
お湯を注ぐのはKINTOのプアオーバーケトル 900mlのブラック。細くお湯をそそぐことが必要なコーヒードリップにはうってつけのケトルです。

ドリップにはKINTOのSLOW COFFEE STYLE SPECIALTY 04 ブリューワースタンドセット 4cups を使用しています。
そして、耐久温度差150度もある耐熱グラス、VISION GLASS。キンキンに冷やしたグラスに熱々のコーヒーを注いでも問題なしです。

【レシピ】
・コーヒー豆:25g
・お湯:300cc
・氷:100g

【今回使用した道具】
KINTO SLOW COFFEE STYLE SPECIALTY 04  ブリューワースタンドセット 4cups
KINTO プアオーバーケトル 900ml[ブラック]
・VISION GLASS LW サイズ

※事前にサーバーに150ccの水かお湯を注いでみて、どこまでを目安に入れたらよいかを知っておくと便利です。

①お湯を沸かします。アイスコーヒーを淹れるには93℃くらいがおすすめ。
②グラスに氷を入れておきます。
③サーバーをお湯で温めます。
④挽いたコーヒー粉をペーパードリッパーに入れます。
⑤粉全体に均一にお湯が含まれるように、そっと少量のお湯を注ぎ、そのまま40秒ほどおいて蒸らします。
⑥タイマーで2分半~3分計りながらお湯を注いでいきます。コーヒー粉の中心に、『の』の字を書くようにゆっくりと注ぎます。
【★ここがポイント!】ずっと注ぎ続けるのではなく、何度かに分けます。また、注いだお湯が落ちきる前、泡が切れないうちに次を注ぎます。

⑦たっぷりのお湯を注いで、サーバーに150ccのコーヒーが入ったらすばやくドリッパーを外します。
【★ここがポイント!】ドリッパーからお湯が落ちきる前に外すことにより、コーヒーの雑味が出ずに淹れられるそうです。
⑧サーバーから、氷を入れておいたグラスにコーヒーを注いで完成です。

おうちで贅沢カフェ気分のカフェオレ

次は牛乳を使って、アイスカフェオレで入れていただきました。
今回は[ コーヒー:牛乳:氷 ]を [ 100cc:100cc:100g ]で入れるレシピです。
お店みたいにキレイな二層に入れる方法も必見です!

【レシピ】
・コーヒー豆:25g
・お湯:250cc
・牛乳:100cc
・氷:100g

【今回使用した道具】
KINTO SLOW COFFEE STYLE SPECIALTY 04  ブリューワースタンドセット 4cups
KINTO プアオーバーケトル 900ml[マット]
・VISION GLASS LH サイズ

※事前にサーバーに100ccの水かお湯を注いでみて、どこまでを目安に入れたらよいかを知っておくと便利です。

①お湯を沸かします。アイスコーヒーを淹れるには93℃くらいがおすすめ。
②サーバーをお湯で温めます。
③挽いたコーヒー粉をペーパードリッパーに入れます。
④粉全体に均一にお湯が含まれるように、そっと少量のお湯を注ぎ、そのまま40秒ほどおいて蒸らします。
⑤タイマーで2分半~3分計りながらお湯を注いでいきます。コーヒー粉の中心に、『の』の字を書くようにゆっくりと注ぎます。
【★ここがポイント!】ずっと注ぎ続けるのではなく、何度かに分けます。また、注いだお湯が落ちきる前、泡が切れないうちに次を注ぎます。

⑥100ccのコーヒーが入ったら、ドリッパーを外します。
【★ここがポイント!】ドリッパーからお湯が落ちきる前に外すことにより、コーヒーの雑味が出ずに入れられるそうです。
⑦サーバーから、氷と牛乳を入れておいたグラスにコーヒーを注ぎます。
【★ここがポイント!】牛乳の方が比重が大きいので、下が牛乳、上をコーヒーにしましょう。
【★ここがポイント!】氷にコーヒーを当てるようにして静かに注ぐと、コーヒーと牛乳が綺麗に二層に分かれます。

エスプレッソじゃなくても濃厚!アフォガート

最後はアフォガートです。バニラ風味のアイスクリームやジェラートに飲料をかけて食べるスタイルのイタリアのデザートのことで、アイスクリームとのマリアージュが美味です。
本来はエスプレッソで作ることが多いけれど、ドリッパーで濃厚にコーヒーを抽出する方法を教えてもらいました!
お家でアフォガートが簡単に作れるなんて幸せです。

【レシピ】
・コーヒー豆:25g
・お湯:200cc
・アイス:100~150g

【今回使用した道具】
KINTO SLOW COFFEE STYLE SPECIALTY 04
 ブリューワースタンドセット 4cups
KINTO プアオーバーケトル 900ml[ブラック]
・VISION GLASS LW サイズ

※事前にサーバーに50ccの水かお湯を注いでみて、どこまでを目安に入れたらよいかを知っておくと便利です。

①お湯を沸かします。アフォガート用コーヒーを淹れるには93℃くらいがおすすめ。
②グラスに氷を入れておきます。
③大きめの器に別で氷を用意します。
④サーバーをお湯で温めます。
⑤挽いたコーヒー粉をペーパードリッパーに入れます。
⑥粉全体に均一にお湯が含まれるように、そっと少量のお湯を注ぎ、そのまま40秒ほどおいて蒸らします。
⑦タイマーで2分半~3分計りながらお湯を注いでいきます。コーヒー粉の中心に、『の』の字を書くようにゆっくりと注ぎます。
【★ここがポイント!】一気に注ぐのではなく、ゆーーーっくりと少しずつ注ぎましょう。それが濃厚に抽出されるポイントです!
⑧50ccのコーヒーが入ったら、ドリッパーを外します。
【★ここがポイント!】ドリッパーからお湯が落ちきる前に外すことにより、コーヒーの雑味が出ずに淹れられるそうです。
⑨サーバーからグラスにコーヒーを注ぎます。

⑩氷の入った容器にグラスの下半分くらいまでつけながら、コーヒーを混ぜます。約40℃くらいまで冷えたらコーヒーの準備は完了です。
⑪VISION GLASSにアイスクリームを入れます。
⑫あとはバニラアイスにコーヒーをかけるだけ。
【★ここがポイント!】熱すぎるとアイスがすぐに溶けてしまうので、アイスの溶ける時間の好みによってコーヒーの温度を調整しましょう。

暑くたってやっぱりホットで飲みたい!ホットコーヒー

アイスコーヒーの美味しい淹れ方をうかがえて大満足!
とはいえ本来コーヒーは熱い飲み物。ということでホットコーヒーの美味しい淹れ方も聞いちゃいました。

今回のドリップにはeN productのcoffee dripperHASAMI PORCELAINのマグカップを使用。
eN productのcoffee dripperはステンレス製で丈夫かつ軽量なドリッパーなので、初心者でも使いやすいのが嬉しい特徴です。
また、どんなものにも乗せられる設計になっているので、マグカップに直接乗せて淹れることができます。量が多い時はサーバーに乗せられるので、シーンに合わせてお使いいただけます。

【レシピ】
・コーヒー豆:15g
・お湯:250cc(150cc入れたいので多めに準備します)

【今回使用した道具】
eN product coffee dripper
KINTO プアオーバーケトル 900ml[マット]
HASAMI PORCELAIN マグカップ HPB019

※事前にマグカップに150ccの水かお湯を注いでみて、どこまでを目安に入れたらよいかを知っておくと便利です。

①お湯を沸かします。ホットコーヒーを淹れるには82~83℃くらいがおすすめ。
②マグカップの上にcoffee dripperとペーパードリッパーをセットします。
③挽いたコーヒー粉をペーパードリッパーに入れます。
④粉全体に均一にお湯が含まれるように、そっと少量のお湯を注ぎ、そのまま30秒ほどおいて蒸らします。
⑤タイマーで2分半~3分計りながらお湯を注いでいきます。コーヒー粉の中心に、『の』の字を書くようにゆっくりと注ぎます。

【★ここがポイント!】ずっと注ぎ続けるのではなく、何度かに分けます。また、注いだお湯が落ちきる前、泡が切れないうちに次を注ぎます。
⑥150ccのコーヒーが入ったら、ドリッパーを外します。
【★ここがポイント!】ドリッパーからお湯が落ちきる前に外すことにより、コーヒーの雑味が出ずに淹れられるそうです。
⑦ホットコーヒーのできあがりです。

大好きなカフェオレがとっても美味しくて店長宮地はご満悦です。
コクがあって香りも豊か。
少しの手間をかけるだけでこんなに味が変わるなんてコーヒーって不思議な飲み物です。
私は今までなんて雑にコーヒーを淹れていたんでしょう。
コツが分かったので、今度からおうちでステキなカフェ時間が過ごせることでしょう。

淹れていただいている間にも、色々とコーヒーについて須山さんに質問してみました!

Q:なぜ抽出時間は2分半~3分と幅があるんですか?

A:お好みにより変わるので、あっさりしたコーヒーが好きな人は抽出時間を短めに。こってりしたコーヒーが好きな人は抽出時間を長めにするといいと思います。

Q:コーヒー豆を挽くときに何かポイントとかありますか?

A:アイスコーヒーを淹れるときは、ホットの時より細かめに挽いたほうが良いですね。氷で薄まるので、味が濃くなるように。

Q:何か他にも気を付けたほうがいいポイントなどありましたら教えてください。

A:サーバーは、アイスでもホットでも一度温めておいた方がいいんですが、ドリッパーもできれば温めておいたほうがいいですね。特に冬はコーヒーが冷めやすいので、器具を温めてから淹れた方がコーヒーが冷めないです。

なんだそうです。
本当に研究熱心な須山さん。
コーヒーを淹れる時、ぜひ参考にしてみてくださいね。

須山さん、今回使っていただいたコーヒーツールたちはいかがでしたでしょうか?

(須山さん)どの製品も、ドリップデビューするには使いやすいものばかりでしたが
特にいいな、と思えたのは《KINTOのプアオーバーケトル 900m》でした。
「手に馴染む感覚が素晴らしい!!」
このケトルは初めましてなのに、まるで10年来の相棒のようです。
イメージした通りにお湯が注げるので、これからドリップデビューされたい方には本当におすすめしたい使い心地でした。

コーヒーを丁寧に淹れて飲む、ゆったりとした時間を味わう贅沢。
夏の暑い日でもぜひそれを楽しみたいものです。
スッキリとしたアイスコーヒーや、柔らかな味わいのアイスカフェオレ。お子さまも楽しめるアフォガートなど、夏にぴったりなコーヒーの楽しみ方。 今回ご紹介した方法で、ぜひおうちでも美味しいコーヒーを味わってみてください。

INFORMATION

コーヒー豆ましろ

珈琲豆ましろ

《住所》広島県尾道市向島町5557-17 1階
《電話番号》0848-29-9078
《アドレス》info@coffeebeans-mashiro.com
《ホームページ》coffeebeans-mashiro.com
《営業時間》
火・水・土・日・祝  12:00~18:00
金          14:00~20:00
月・木        定休日 ※祝日の場合は営業致します

出張ワークショップやマルシェなどの出店などもしています。お気軽にお問い合わせください。

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