いい旅は、帰ってからも楽しめる。

瀬戸内のほぼ中央、広島県の東南部に位置する尾道市。海を望む階段や坂道、路地越しに見える尾道水道、点在する寺院など、歴史を凝縮した景観が魅力です。緑豊かな山側と、自然の良港に恵まれたこの町は、志賀直哉や林芙美子などの文豪達にも愛されてきました。また、大林監督作品の映画などで有名ですが、映画の舞台としてもよく登場する町です。尾道から四国へ続く「しまなみ海道」ができてからは、島を渡るサイクリスト達の拠点にもなっています。こんな魅力あふれる尾道にはたくさんの旅人が訪れます。そして、旅の醍醐味といえばお土産。旅先で出会って持ち帰ったものは、見るたびに旅の事や出会った人々の事を思い出させてくれます。旅のおすそ分けとして、家族やお友達へ選ぶお土産も楽しいものですよね。
after-endはこの町を拠点に、尾道の魅力をお届けしたいと思っています。そして、この町にある、たくさんの魅力的な人やお店をROUND ONOMICHIを通してご紹介していきます。いつか尾道に来る人のためのガイドとして、今尾道に来ている人が楽しく尾道を旅できる羅針盤となりますように。

1年に1度、楽しみなクリスマスがやってきましたね。

今年は、尾道にあるお持ち帰り専門のイタリアン「IL PONTILE」とafter-endのコラボレーション企画「クリスマスの夜」と題して、おうちでも素敵なお料理を楽しめるようにテーブルコーディネートを考えてみました。

イルポンティーレさんといえば、知る人ぞ知る名店。数年前まではレストランをされていましたが、最近は「おうちでもレストランの味を」をコンセプトに、家に居ながら、高級ディナーに出かけたようなお料理が楽しめる、テイクアウト専門のお店をされています。
今回は、そんなイルポンティーレさんがafter-endの器たちに合ったクリスマスの盛り付けを考えてくださいました。

家族や友達、恋人と過ごすクリスマス。
ステキなレストランにとびっきりのおしゃれをしてお出掛けするのも楽しいけど、リラックスしたクリスマスも良いなあ…
とはいえ、ムードは大事だよなあ…しかしおうちで自分でイチから全部作るなんて大変だな…
そんな時は、美味しくってオシャレなお料理を買ってきて、素敵に盛り付けて、はい完成！
私が頑張るのは、食器選びとテーブルコーディネート！ってのはどうでしょう？
なんか食器選びを頑張る！となると途端に楽しい気持ちになるのは私だけでしょうか笑。

HANASAKAの白いお皿によく映える、カラフルな前菜。
サーモンと野菜のマリネや生ハムペーストのシュークリームなどなど。う～ん、美味しそう。
なんてったてお皿のシリーズ名も「CANVAS(カンバス)」ですから、真っ白なお皿に、思いっきり描いてね、ってことですよね。
白いお皿は料理を邪魔せず、見た目にも美味しさを引き立ててくれます。
フラットでシンプルで、ずっと眺めていたくなるようなお皿の上に、美味しいものをのせていくのも楽しい！つまみ食いは、準備する人の特権です♪

イタリア産チーズを使ったクアトロフォンドゥータ。
プレートのグレイッシュな色が、見た目にも野菜の美味しさを引き立てます。
SyuRoのグレーの器は、今回使った食器の中で一番お気に入り。無釉薬で土肌をいかしたせっ器、という説明からは想像もつかないほど、不思議な美しさを持っているのがこの器。このプレートで好きなのは、角度によって表情が変わるところ。発色の仕方がところどころで違うから、何度使っても飽きないし、使うたびに嬉しくなっちゃう。造形もシンプルだから、どんな雰囲気のテーブルコーディネートにでも上手く溶け込む万能さです。

丸ごと鶏のディアボラは、高橋工芸のKamiプレート30cmにどーん！と盛っちゃいます。木の器に鶏ってどうなるの？なんて思ってましたが、なんの心配もいらないくらい雰囲気バッチリ。メインディッシュだし、これくらい存在感がないとね。料理も、器も。

カトラリーはCutipolのMoonシリーズ。テーブルコーディネートをキュッと引き締めてくれる頼もしい存在です。クリスマスディナーにとてもよく似合う、凛としたシルバーの佇まいは、まさに月のよう。特徴的な細い柄が、女性の手にもフィットしやすいようにデザインされているのも嬉しい心配り。手に取った時の心地良さや、美しい曲線は使って実感していただきたいものです。

まさにクリスマスディナーのためにあるような自然さで、テーブルコーディネートの一角を彩ってくれるのがストウブのレッドカラー。保温性・蓄熱性に優れているので、テーブルに置いておいても温かいまま食べられるのが嬉しいですね。