白鴻 四段仕込み
純米酒 赤ラベル
広島県産中生新千本を70%精米して使用しています。甘酒四段仕込みで旨みを残した、やや甘口の純米酒です。冷や・常温からぬる燗までお好みの飲み方でお楽しみ頂けます。
1,430円(税込)ご購入はこちらから
代表取締役 盛川知則さん(写真左)、杜氏 盛川元晴さん(写真右)
里山と田んぼに囲まれたところで盛川酒造は営まれ、ここで「白鴻」は生まれました。酒蔵のそばを流れるのは、瀬戸内海国立公園内にある野呂山から流れる野呂川で、毎年蛍が舞い飛ぶ清流です。川の水は白鴻の仕込み水として用いられ、その水質は広島一の上質な超軟水と評されています。
ミネラル分が少ない軟水は、素材の旨みを引き出す効果があるものの、発酵がしにくいので、高度な酒造りの技術が必要とされます。盛川酒造では、低温でも発酵が可能な「軟水醸造法」という広島杜氏伝統の技を使い丁寧にお酒を醸します。出来上がった日本酒は、米の旨みがしっかりと引き出され、芳醇で柔らかな口当たりが堪能できます。
盛川酒造はもともと主に普通酒を造る酒蔵だったそう。その中でも「蔵きぢ」という生原酒は、生酒という概念が世の中に無い時代に先代が日本で初めて生酒を造り、地元の人から絶大な人気を得た現在でも人気の1本です。
先代から蔵を継ぐことになった時、二人とも酒造りとは違う仕事をされていたので酒造りについては知らないことばかりで、そこから手探りで日本酒について勉強をする日々が始まりました。独学で酒造りの知識を身につけていきながら、普通酒だけではない自分達らしく、なおかつ盛川酒造らしい酒を造っていく道を切り開いてきました。
盛川酒造らしい酒とは何か。それはお酒自体が主張しすぎることなく、料理と共に楽しめ、飲む人を和やかにする名脇役な存在。味わいとして表現すると、華やかすぎることなく、飲むほどに味わいを感じ、いくらでも飲めるキレのあるお酒。それは、明治20年(1887年)の創業から受け継いできた「汲むほどに味も香りも深き酒」という食中酒にこだわる姿勢に通じるものでした。
広島は灘、伏見と並ぶ日本の三大酒処。県内には50の蔵があり、蔵ごとにそれぞれ個性を活かした酒造りをしています。「広島にこれだけ蔵があるのは、地域によって水の個性が違うから」と杜氏の盛川元晴さんは言います。
「ウチの仕込み水は柔らかい水質です。でも、ただ柔らかいだけではなく強さも持っているので、酒造りのような寝かせて使うのに向いています。」柔らかいけど強い水は、「変化しにくい」「長期熟成に向く」といった特徴があり、その水から仕上がるお酒はフルーティで滑らかな味わいになるそう。
酒造りにとってどのような水を使うかはとても大事で難しい選択です。その地域の水の個性を見極め、その良さを最大限に活かすことで、蔵ごとに個性の活きたお酒を生み出しています。
盛川酒造は、積極的に国内外で白鴻の普及活動をしています。「広島のお酒の知名度はまだまだ低いです」と兄の盛川 知則さん。
「白鴻を通して、日本酒の美味しさを日本だけでなく海外の人にも伝えたい。フランスで白鴻の展示会をした時にも現地の人に“美味しい”と喜んでもらえた。これからも日本酒の輪を広げていきたいですね」。
今年(2016年)のIWC(インターナショナル・ワイン・チャンレンジ)で、「四段仕込純米酒 赤ラベル」と「特別純米酒 緑ラベル」がブロンズメダルを受賞。実力派の白鴻が広島以外の地でも愛される日はそう遠くない未来ではないでしょうか。
広島県産中生新千本を70%精米して使用しています。甘酒四段仕込みで旨みを残した、やや甘口の純米酒です。冷や・常温からぬる燗までお好みの飲み方でお楽しみ頂けます。
1,430円(税込)料理の味を邪魔しないけど、酒の味はしっかり主張しています。そのまま常温で、あるいは冷やして、またはぬる燗で、お好みのスタイルでお召し上がり下さい。
1,650円(税込)麹米に八反35号、掛米に八反錦を65%精米して使用しています。蔵内のタンクで2年間貯蔵してからの出荷です。
熱燗で米の旨味を味わっていただきたい逸品です。