虹色とは……虹色というと「七色」と思うかもしれませんが、日本の伝統色で虹色は少し黄色味を帯びた、薄い紅色のこと。つまり写真でいえば虹自体ではなく、空の色の方が虹色と呼ばれる色です。なぜこの色が虹色と呼ばれるのか、なんだか不思議ですよね。由来は「薄い紅色は光の反射によって青みや紫みが強く見えるなど、様々な色に移ろって見えたため」なんだとか。その日の天気や見る人の視線の角度など、多くのシーンが思わず頭に浮かぶ、この色名に隠されたエピソード。奥行きのある、なんだかロマンを感じる名前です。
※ブラウザ等の環境によって、色の見え方が異なります。