吉野桜、貴船の川床、嵐山の紅葉、雪の大原、旅愁を誘う都の月…四季の絶景と千年の歴史が息づく都文化の数々。そんな優美で端正な様式や味わいの折々に流れるのが茶の湯、和歌、能の精神。数寄屋や書院造、趣深い日本庭園、懐石料理、和菓子などもその一例。有名観光地だけでなく、いつの時代も変わらず、町や山里に根付いたきめ細やかな都の風情、人情にひたってみてはいかがですか。
1.錦を重ねるという表現が似合う嵯峨野の紅葉。
2.京ことばも可憐な「祇園の舞妓」。